「U-NEXT BOXING.4」でドネア戦に挑む堤聖也<公開練習風景> (C)ORICON NewS inc. WBA世界バンタム級正規王者・堤聖也(角海老宝石)が3日、拠点とするDANGAN GYM(東京・練馬)で公開練習を実施した。
【動画】堤聖也、井上尚弥からアドバイス「あの左フックをまともに受けたら…」 17日に両国国技館で開催される『U-NEXT BOXING.4』で、元世界5階級制覇王者で現・同級暫定王者のノニト・ドネア(フィリピン)と対戦する堤。本番を2週間後に控え、現在の心境を問われると、「2度目の防衛戦でビッグネームが相手。恐怖心と楽しみが入り混じる中で調整しています」と、気持ちを整えながら挑む姿勢を示した。
試合展開については、「相手が嫌がることをしてポイントを積み重ねていく」と語り、大差のつかない接戦を想定。細かな攻撃を重ねてポイントを奪うスタイルでドネア対策を練っているという。公開練習では、ステップワークからシャドー、そしてミット打ちへと流れるように展開し、細かいジャブで距離を詰めていく持ち味を披露した。
さらに堤は、究極のドネア対策として、かつてドネアと2度対戦した井上尚弥から直接アドバイスを得たことを明かす。大橋ジムへの出稽古の際、「パンチの質はどんな感じなのか?固い?重い?痛い?」と、ストレートに質問したという。
井上はドネアのパンチを実戦でわずか2発しかもらっていない中で、「フックは痛いよ。まともにもらったら危ない」と助言。堤は「僕に当てはめると差が出てしまうと思うけど、実際に聞けたこと自体が大きな収穫」と、貴重な体験を振り返った。
『U-NEXT BOXING.4』はU-NEXTが独占でライブ配信予定。U-NEXTは年間を通じて、日本人選手による世界タイトル戦を中心にボクシングイベントを継続的に展開している。
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