「お前後輩だろ?」立憲・原口議員 高市首相“擁護”に身内からヤジ…明かした国会でブチギレの舞台裏

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2025年12月04日 11:10  web女性自身

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11月28日の衆院予算委員会で、立憲民主党・原口一博議員(66)の質疑中にヤジが飛ぶ場面があった。



原口氏が質疑で取り上げたのは、高市早苗首相(64)の7日の答弁に対する中国側の反発だ。高市氏は7日の予算委で、台湾情勢をめぐって、「(中国が)戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても(集団的自衛権の行使が可能な)存立危機事態になりうる」と答弁。



武力行使の可能性を示した高市氏の答弁に、台湾を内政問題とする中国は反発。中国大使館は11月21日にXで、《ドイツ・イタリア・日本などのファシズム/軍国主義国家が再び侵略政策に向けたいかなる行動を取った場合でも、中・仏・ソ・英・米など国連創設国は、安全保障理事会の許可を要することなく、直接軍事行動を取る権利を有する》と主張した。これは国連憲章の「旧敵国条項」を根拠にしているが、’95年に削除する決議が採択されたこともあり、現在では“死文化した”という認識が一般的だ。



原口氏は、高市氏の答弁には中国に対して「武力行使や脅威を与える」意図はなかったとし、「法の当てはめを聞かれて、ケースを答えたに過ぎない。しかし返ってきたのが旧敵国条項。とんでもない」と指摘。「高市さんに謝れと言っているけど、かえって国際社会は強いメッセージで彼女を支えてますよ」と高市氏を擁護した。



その上で、茂木敏充外相(70)に対し、“(存立危機事態の認定は)個別具体的な状況に即し政府が総合的に判断する”という歴代政権が取ってきた「曖昧戦略」を、高市内閣が今も維持しているかどうか問いただした。



茂木氏は、「曖昧戦略を定義すること自体が、曖昧戦略を否定することになるのではないか」としつつ、高市氏の答弁を引き出した立憲・岡田克也議員(72)について、「(存立危機事態の認定要件について)岡田委員の方が迫られていた。曖昧戦略を、定義は別にして、変えられるようなことをされたのではないか」と返答。



岡田氏にも「責任がある」という論調をめぐっては、立憲・野田佳彦代表(68)をはじめ同党の議員のほとんどが反発している。ところが、原口氏は、茂木氏の指摘を受けて以下のように述べたのだ。



「茂木大臣がご批判になったことは、私たちも真摯に受け取らなければいけないと考えているわけです」



すると、原口氏の後方からヤジが飛び、原口氏は声がした方向を睨みつけて「“いやいや”ってどういうことだよ?」と怒りをあらわに。続けて、「国益を賭けてるわけですよ。おかしいでしょ!侵略の意図も武力攻撃の意図もないのに、なんで旧敵国条項を出すんですか?明らかにやりすぎでしょ」と訴えた。



原口氏の主張はXでも拡散され、一部では《本当その通り》《国会史に残るレベルの名場面だろ》など称賛の声が。そして、中にはヤジを飛ばした“犯人探し”する動きも見られたのだが、原口氏は29日のYouTube生配信で当時の舞台裏を明かしている。



原口氏は配信で、「最悪のケースに備えなければいけないが、個々具体については中国の主権に最大限配慮して言わないという曖昧戦略を取ります。これがアメリカ、日本の基本政策で、立憲もこの立場に立っています。茂木外務大臣は、“それを破ったのは誰ですか”と。その指摘を重く受け止めると言ったんです」と切り出し、こう語った。



「そしたら、後ろからヤジったのがいてですね。“いやいや”っていう訳です。見たら自分の党の人間じゃないですか。今日までに謝りに来るのかなと思ったけど、何も言わない」



さらに、「“いやいや”って。同じ立憲民主党の、その後は言いませんけど。お前後輩だろ?しかも今に至るまで謝りに来んと。どういうことだと。“いや、先輩に言ったんじゃありません。茂木さんの答弁に言ったんです”と言ってたけど、僕の質問に言ってるじゃないですか」と不満を述べ、所属する立憲民主党に対しても、呆れたように釘を刺していた。



「立憲民主党も、もう変わらないと限界ですね。ちょっと本当に、度を越えてますよね。自分で聞いといて謝れって、それはいくらなんでも、ないでしょ」

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