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今季限りで現役を引退した元中日、巨人、日本ハムの中田翔氏(36)と、同じく今季でユニホームを脱いだ元ロッテ、楽天の美馬学投手(39)が、かつて“因縁”とされた関係に一区切りをつけた。2人は4日放送のフジテレビ系「プロ野球珍プレー好プレー大賞2025」にそろってゲスト出演。
2人の関係が語られるきっかけとなったのは、13年8月21日の楽天戦だった。当時、日本ハムの中田は本塁打28本でリーグトップを走っていたが、当時楽天に在籍していた美馬の球が左手に直撃。左手第5中手骨亀裂骨折でシーズン終盤に無念の離脱となり、本塁打王も逃した。
4年後の17年4月29日。日本ハム対楽天戦で再び美馬の球が中田の左太もも付近に直撃。中田は激高し、両チーム総出の騒ぎに発展したことで、2人の関係は“因縁”として広く知られるようになった。
中田は13年の死球について「ショックは大きかったが、美馬さんに怒りはなかった。骨折だから仕方ないか…」と振り返る。一方、美馬は「4年間インコースにいけなかったので、めちゃくちゃ打たれた」と告白。実際、中田との対戦成績は62打数21安打、7本塁打、24打点、打率3割3分9厘と、完全に“お得意様”状態となっていた。
出演者の中田の元同僚・杉谷拳士氏(34)は、「『美馬だけは許さねえ!』と、美馬さんが先発の時だけミーティングに来るのが一番早かった」と裏話を披露し、スタジオの笑いを誘った。
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そんな2人が今年、くしくも同じタイミングで現役引退。三宅正治アナウンサー(63)が「これをもって和解でよろしいですか」と水を向けると、2人は立ち上がって丁寧にお辞儀。固い握手も交わし、スタジオから温かな拍手がおくられた。
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