テレ朝「プロ野球総選挙」で長嶋茂雄さんが1位を逃すも、野球ファンが納得した〈ミスターの順位〉

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2025年12月05日 07:30  週刊女性PRIME

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長嶋茂雄さん(2013年、多摩川グラウンド)

 12月1日に3時間半にわたって放送された『ファン5万人がガチ投票 プロ野球総選挙』(テレビ朝日系)のランキング結果が話題だ。

 野球ファン5万人に対して、引退した選手の中で「あなたが大好きだった&憧れたプロ野球選手は誰ですか?」とのアンケートが実施され、独自のベスト20をランキング形式で発表したもの。

 気になるトップ10には、元東京ヤクルトスワローズの古田敦也氏(60)から始まり、9位に元阪神タイガース助っ人外国人のランディ・バース氏(71)、8位には埼玉西武ライオンズやボストン・レッドソックスなどで活躍した松坂大輔氏(45)が順当にランクイン。

 7位には北海道日本ハムフィアターズの新庄剛志監督(53)が続き、3度の三冠王を獲得した落合博満氏(71)は6位、メジャーリーガーのパイオニア的存在・野茂英雄氏(57)が5位。そして4位には、ニューヨーク・ヤンキース在籍時に日本人初のワールドシリーズMVPを獲得した“ゴジラ”松井秀喜氏(51)が選出された。

 残すところはベスト3、番組をリアルタイムで見ていた視聴者からは《まぁ1位は長嶋さんだよねぇ》《1位は長嶋さんだろうな》《これ 絶対1位は 長嶋さんに決まってるよね 違ったら 暴動起きるよね》などと、SNSで「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(享年89)を押す声が多数。

1位に選ばれたのは長嶋茂雄さんではなく

 1958年に読売ジャイアンツに入団して以降、多くの野球ファンを魅了してきた長嶋さん。2013年には“弟子”の松井と国民栄誉賞W受賞をするなど、グラウンド内外で常に野球界における話題の中心であり続けた。

 そして6月3日、89歳で永眠。11月21日に東京ドームで執り行われた「お別れの会」では、多くの参加者が弔問に訪れては、「ミスター」を偲んだのだった。そんな野球界の“象徴”が亡くなったばかりだけに、多くの野球ファンが長嶋さんの「1位」を確信していたわけだ。

 ところがーー、長嶋さんの名前が呼ばれたのが3位。2位には、868本の本塁打数世界記録を誇る“世界のホームラン王”王貞治氏(85)。映えあるプロ野球総選挙1位に選ばれたのは、4267本の通算安打世界記録のほかMLBでも数々の記録を打ち立て、2025年1月にアジア人として初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(52)だった。

「私も長嶋さんと王さんの“ON”ワンツーフィニッシュかと思いました」とは、プロ野球を長らく取材してきた元スポーツ紙のベテラン記者。

「でも、アンケート趣旨として“大好きだった&憧れた”とあるように、長嶋さんのプレーを生で見ていた、現役時代を知る世代も限られているのも事実ですし、これがリアルなランキング結果なのかもしれません。

 それにドジャース・大谷翔平選手(31)ら日本人プレーヤーの活躍で身近になったMLBにおいて、イチローがいかにすごい記録を残していたか再認識した野球ファンも多いはず。おそらく全世代からの支持を得ての結果だと思いますね」

「どこまでも3に愛されてる」

 惜しくも3位だった長嶋さんに対して、ネットでは結果に驚く、残念に思う意見が挙げられる一方で、こんな納得の見方もされている。

《長嶋さん3位は意外だけど、どこまでも3に愛されてる》
《やはり長嶋さんは、「3」に縁があるのね》
《長嶋茂雄氏が3位なのも3に愛されてるからって事でいいかな》

 巨人の永久欠番である、長嶋さんが背負った「3」との不思議な縁。

「長嶋さんの命日となったのが“6月3日の午前6時39分”で、すべて“3の倍数”であったこと、そして89歳も“やきゅう”と読めることで“3との縁”が話題になりました。お別れ会に訪れたのも約3万人ですからね。

 栄光の背番号として語りがれる“3”。総選挙における“3位”にも、天国で長嶋さんも顔を綻ばせていることでしょう」(前出・記者)

 ミスタージャイアンツ、いや、ミスタープロ野球は永遠に不滅だ。

このニュースに関するつぶやき

  • 落合さんが6位で長嶋茂雄さん3位って、この総選挙は他ジャンルで順位操作してる感があるからなあ〜
    • イイネ!1
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