被災地は11日〜12日に雪や吹雪で厳しい冷え込みに 後発地震に備えた寒さ対策を

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2025年12月09日 12:00  日本気象協会

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日本気象協会

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昨日8日に発生した地震の被災地周辺では、この先は2〜3日の周期で天気が変わるでしょう。雨のち雪や吹雪で、厳しい冷え込みになりそうです。後発地震への注意が呼びかけられるなか、電気を使わずに暖をとる方法を紹介します。

2〜3日周期で雨から雪へ 週後半は冷え込み強まる

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今日9日は冬型の気圧配置で、東北や北海道の太平洋側は風が強く、寒さが厳しいでしょう。八戸の予想最高気温は5℃ほどですが、強まる風で体感的には一日を通して氷点下となりそうです。札幌など日本海側は断続的に雪や吹雪で、青森県の太平洋側などでも雪の降る所がありそうです。
復旧作業などをされる際は、マフラーなどで襟元を暖かくして、できる限りの寒さ対策をしてください。

その後も低気圧や前線が短い周期で北日本を通過する予想です。2〜3日の周期で天気が変わり、雨のあとに寒気が強まり、雪や吹雪になる日を繰り返しそうです。
特に、明後日11日(木)から12日(金)頃は冬型の気圧配置が強まって、函館など津軽海峡周辺では猛吹雪の恐れがあって、山沿いを中心に雪の量も多くなるでしょう。明後日11日(木)の午後からは気温も大きく下がり、12日(金)は各地で日中も氷点下の真冬日となってしまいそうです。

災害時の寒さ対策 3つのポイント

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地震の被災地では、この先2週間は、雨や雪の日が多くなりそうです。 避難先などでは、暖房器具など十分に用意できない所が多いと思いますが、少しでも暖かく過ごせるような工夫をしてお過ごしください。

►なるべく空気の層をつくること。
重ね着をする、衣服の間に新聞紙を何枚か挟む、下着と衣服の間にレインコートを挟むとサウナスーツのようになり防寒対策になります。また、床には段ボールや新聞紙を敷くと床の冷たさをやわらげます。

►首・手首・足首から体温を逃さないこと。
寒さは3つの首からと言われます。首にタオルを巻く、上着の袖やズボンの裾にテープを巻き、すき間から体温を逃さないようにしましょう。

►身体を締め付けないこと。
身体をしめつける服装は血行をさまたげ冷えの原因になるため、なるべくゆとりのある服を。

17日(水)以降は寒気弱まる

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17日水曜日以降は寒気の流れ込みがやや弱まって、最高気温は札幌で2℃前後、八戸で7℃前後の日が続く予想です。それでも朝は氷点下の日が多く、師走らしい冷え込みになるでしょう。
雪のマークの日は少なくなっていますが、17日(水)頃も北日本を低気圧が進む可能性があり、雪や雨の予報に変わるかもしれません。今後も最新の気象情報にご注意ください。

このニュースに関するつぶやき

  • 政府は311級の本震に備えよ! って閣議決定したそうだけど、官邸には既にそういうM9クラスの地震が起こりそうな情報が入ってるのかもしれないね。
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