
小さな子どもを連れての長時間の移動は、子どもも飽きてしまうし気を使う。小さなおもちゃを持っていったり、窓の外を見ながら話したり。スマホはあんまり見せたくないなあと思うと、案外、“メニュー”は限られている。愛知県豊橋市では、「電車で子どもがぐずらないか心配」というパパ・ママに、子どもとの移動時間を楽しく過ごしてもらおうと、駅の改札などで自由に絵本が借りられる「絵本の駅」がスタートした。「移動中に絵本を読み聞かせたい」「外出の時、絵本を何冊も持ち歩くのは大変」という人たちに好評を得ている。
本棚は豊橋鉄道渥美線の新豊橋駅・南栄駅・高師駅・大清水駅・三河田原駅・豊橋駅バスセンターに設置。本を借りたい人は、本棚にある貸出表に貸出日、本の番号、返却予定日を記入し、自由に待ち時間や移動時間に絵本を楽しむことができる。返却は本棚がある駅ならどこでも大丈夫。貸出期間は2週間程度が目安。
「絵本の駅」の本棚に並ぶのは、図書館で使われなくなった絵本や一般家庭に眠っていた絵本で、本棚はリサイクル品を使用。大人たちも楽しめるよう、一般向けの本も追加している。本棚の設置は2026年5月31日(日)まで。
また、「“ほんの気持ち”プレゼントキャンペーン」を2026年2月28日(土)まで実施。本棚設置場所に掲示している2次元コードを読み込み、対象期間中に借りた本の情報などを入力すると、抽選で30人に賞品が当たる。
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