精神的問題で戦線離脱中のアラウホ [写真]=Getty Images バルセロナに所属するウルグアイ代表DFロナルド・アラウホが、精神的問題からの回復に向けてイスラエルを訪れているようだ。9日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。
ハンジ・フリック監督率いるチームで第2キャプテンを務めるアラウホは、今シーズンここまで公式戦15試合に出場し2ゴールをマーク。しかし、現地時間11月25日に行われたチェルシーとのチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節で退場処分となると、チームの敗戦もあって厳しい批判に晒されることに。その後、精神面の回復を目的とした無期限の休養に入ったことが報じられ、直近の公式戦は4試合連続欠場中となっている。
報道によると、熱心なキリスト教徒であるアラウホはクラブの承認を得た上でイスラエルを渡航中とのこと。自身が抱える精神的問題からの回復に向けて、聖地エルサレムを訪れているようだ。イスラエル滞在は短期間の予定だが、現時点で復帰の目処は立っておらず。クリスマス休暇前にトップチームに合流する可能性は低く、ここから年末にかけて行われる公式戦はすべて欠場する見込みだという。
アラウホについてはバルセロナの“宿敵”であるレアル・マドリードのGKティボー・クルトワも言及。「アラウホに起こったことを考えてみて欲しい。最終的には誰もが彼のようになってしまうんだ。バルセロナとチェルシーの試合後に起きたことに目を向ければ、アラウホがソーシャルメディア上で受けた中傷、すべてはそこから始まったんだ。試合中の野次や言い合いは嫌いではないけど、必ずしも侮辱を伴う必要はない。良い雰囲気を作り出すこともあるが、リスペクトが欠けている部分もある。僕たちは人間なんだ」と警鐘を鳴らしている。
なお、アラウホの離脱期間の長期化が予想される場合、バルセロナは1月の移籍市場でセンターバック(CB)の補強に動く可能性があるという。
【ハイライト動画】アラウホが退場となったCLチェルシー戦