ル・マン24時間への挑戦権をかけた戦いが開幕。チェティラー連勝、脇阪薫一組もクラス優勝飾る

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2025年12月15日 17:40  AUTOSPORT web

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12月13日(土)に開催された2025-2026アジアン・ル・マン・シリーズ第1大会セパン・レース1の決勝スタート
 12月13日から14日にかけて、2025-2026年AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズの第1大会がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催され、チェティラー・レーシングの47号車オレカ07・ギブソンが開幕2連勝を飾った。

 AsLMSはACOフランス西部自動車クラブ公認のスポーツカー選手権であり、計3クラスのシリーズチャンピオンには“世界三大レース”のひとつであるル・マン24時間レース次回大会への自動招待権が与えられる。2025-26年のAsLMSは、セパン、ドバイ、アブダビで各2連戦を実施。計6レースでタイトルを争うこととなっている。レース距離はいずれも4時間だ。

 迎えた今季の開幕ラウンドは、マレーシア特有の天候と度重なるセーフティカー(SC)導入により、全クラスでドラマチックな展開となった。シリーズの最高峰LMP2クラスでは、AFコルセが運営するチェティラー・レーシングの47号車オレカ(ロベルト・ラコルテ/シャルル・ミレッシ/アントニオ・フォコ組)が土曜日に実施された開幕戦を制している。

 そのレース1は、計4度のSCと短い降雨が影響する波乱の展開に。中盤以降にトップに浮上した47号車は、フルコースイエロー(FCY)手順違反によりピット作業+5秒のストップペナルティを受ける。アンカーを任されたフォコは、フィニッシュまで残り5分を切った段階での最後の燃料補給時にこのペナルティを消化。再スタート後は、最後のピットストップで4号車オレカ(クラウドストライク・レーシング・バイ・APR)を逆転した25号車オレカ(アルガルベ・プロ・レーシング)の前に出ることに成功した。

 当初、レースコントロールのペナルティ適用ミスにより25号車オレカが開幕戦の勝者とされたが、後に訂正されチェティラーの勝利が確定することに。最終的に47号車は2.730秒差で優勝し、25号車が2位、4号車が3位表彰台を獲得した。

 チェティラーは、翌日のレース2も複数回にわたってにわか雨の影響を受けるなか強さを見せた。47号車はレースを支配し、フォコが2番手の25号車オレカに31秒の大差をつけた時点で、ふたつの事故による3度目のSCが導入される。この直後にさらに豪雨がサーキットを襲ったため、レースコントロールはフィニッシュまで残り13分の段階で赤旗による早期終了を宣言。これにより、チェティラーの連勝が確定し、レース1とまったく同じトップ3が表彰台を飾る結果となった。

 日本人3名体制でシリーズ初参戦を果たしたPONOS RAICNGの45号車オレカ(辻子依旦/ケイ・コッツォリーノ/佐藤万璃音組)はレース1はLMP2クラス15位、レース2は未出走に終わった。

 GTクラスのレース1は、戦略と接触が勝敗を分けた。序盤は37号車メルセデスAMG GT3エボ(QMMF・バイ・ゲットスピード)がリードするもペナルティで優勝戦線から脱落。代わって同じくゲットスピードの9号車メルセデス(脇阪薫一/アンソニー・バートン/ファビアン・シラー組)がレースを優位に進めていく。

 レース終盤、上位につける大半のチームがチェッカー直前の燃料補給を強いられるなか、10号車ポルシェ911 GT3 R(マンタイ)は早めのピット戦略が功を奏し逆転に成功する。シラーは最終ラップにリードを取り戻したが、最終コーナーでわずかにラインを外してしまう。背後につける10号車のルーク・ハルトグはこれを逃さずイン側に飛び込み、9号車と接触しながらも先にチェッカーフラッグを受けた。

 しかし、レース後の審査で、10号車に最終コーナーでの接触行為に対して1ポジション降格のペナルティが科された。その結果、9号車メルセデスがクラスウイナーに認定され、10号車は2位となっている。3位表彰台は56号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3エボ(エキュリー・エコッセ・ブラックソーン)が獲得した。

 LMP3クラスは、13号車リジェJS P325・トヨタ(インター・ユーロポル・コンペティション)が、わずか0.218秒差で開幕戦の勝利をもぎ取った。日曜レース2では、序盤のバーチャルSC中に義務的なピットストップを終える戦略が成功した17号車リジェ(CLXモータースポーツ)が今季初優勝を飾った。

 GTクラスのレース2は、天候変化への適切な戦略判断が奏功した74号車フェラーリ296 GT3(ケッセル・レーシング)が表彰台の頂点に立った。同クラスでプロトン・コンペティションの77号車ポルシェ911 GT3 RをドライブしたBankcy/藤波清斗/ハリー・キング組は2レースを走破し結果はクラス10位/15位だった。

 2025-26年AsLMSの第2大会は、2026年1月31日から2月1日にかけて、ドバイ・オートドロームで開催される。

[オートスポーツweb 2025年12月15日]

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