住宅内で親子４人意識不明＝チェーンで施錠、無理心中の可能性―警視庁

　１９日午後５時２０分ごろ、東京都西東京市北町の住宅で、住人の４０代男性から「誰もいないはずの自宅にチェーン錠が掛かっている。室内から物音が聞こえる」と１１０番があった。警視庁田無署によると、駆け付けた警察官が室内で男性の３０代の妻と息子３人が倒れているのを発見し、いずれも意識不明の状態で搬送された。外部から侵入された形跡は確認されておらず、同署は無理心中の可能性もあるとみて詳しい状況を調べている。

　同署によると、息子は１６歳と１１歳と９歳。妻と長男には刃物によるとみられる傷があり、長男の近くからは刃物が見つかった。次男も首に切り傷があったが、三男に目立った外傷は確認されていない。

　男性は５人家族で、これまでに一家を巡る相談などは把握されていないという。