
5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは、2025年11月に公開された“スター・ウォーズのプラモデルに100均のアイテムを使う動画”です。
動画が投稿されたのは、プラモデルを独自に塗装したり、模型用の道具をレビューしたりしているYouTubeチャンネル「プラモ塗装フルスクラッチやろう是」。今回は、スター・ウォーズ実写ドラマ『マンダロリアン』に登場した「N-1スターファイター」のキットを改修していきます。
まずは、各パーツをランナーから切り離してゲート処理。キャノピーなどの透明なパーツは傷が付かないよう慎重に取り扱います。
マスキングテープで透明パーツを保護したらキットの改修スタート! 合わせ目は流し込みセメントを塗った後にヤスリがけし、シャープさを出すため機体のエッジや肉抜き部分から見える装甲の断面は薄く加工しました。
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この段階で内部パーツや付属のフィギュアは“ほぼ黒”なダークグレーで塗装。エンジンノズルなどのパーツにはグロスブラックを塗り、その上からスーパーメタリック・クロームシルバーを噴き付けることで金属らしい質感を与えます。
シルバーやガンメタルなどの塗料を外装に塗って下準備ができたら、今回の作業で「要」となるダイソーのアルミテープを用意。同商品をキットに貼ると、その薄さと耐水性のおかげで塗装では表現できない“むき出しの金属”な雰囲気が出せるそうです。
貼り付け作業で使うのはアルミテープと一般的な中性洗剤、お菓子作りに使うシリコンスクレーパー。まずはテープを適当なサイズにカットしておきます。水で薄めた洗剤を機体に塗ったら、テープの台紙を剥がして素早く貼り付けます。
指で大まかに空気を抜いたら、洗剤入りの水を付けたスクレーパーで表面をこすります。シリコン製品と洗剤を組み合わせることで、アルミテープを傷つけることなくキレイに貼れました。
先端を細くした竹串や断面を丸く削ったプラスチック板でテープ表面を押し込み、機体のモールドを浮かび上がらせます。アルコールを染み込ませたキッチンペーパーで機体各部に貼ったアルミテープの表面を洗浄。溶け出したノリを取り除けば、最も重要な工程の完了です。
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エンジン部分をディテールアップさせて、フィギュアも含めた各パーツを塗装。あちこちがギラギラと輝いている、金属の質感たっぷりな作品となりました。
この動画の再生数は記事執筆時点で5万1000回を突破。コメント欄には、「模型の金属表現に使えるとは!」「仏壇の金箔貼る作業みたいですごい」「アルミテープとは・・・すごい発想ですね!」「全く盲点でした!!」「アルミテープだからこすれた感じが出しやすいのも良いですね」「曲面ばっかなのにテープの貼り方うまいな〜!」などの感想が寄せられています。
動画提供:YouTubeチャンネル「プラモ塗装フルスクラッチやろう是」さん
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