
悲願の日本一を達成し、子どもたちを勇気づける。日本ハム山崎福也投手(33)が20日、小児がんなど重い病の子どもや家族が利用する宿泊施設「アフラックペアレンツハウス亀戸」を訪問し、子どもたち12人と交流した。
中学3年時に脳腫瘍を経験。「1人が孤独に感じましたし、入院しててすごく辛かった。少しでも明るい気持ちになってもらえたら」と自身の経験を踏まえ、子どもたちを笑顔にした。脳腫瘍のため、23年に28歳で亡くなった元阪神外野手、横田慎太郎さんの懸命に生きた日々を描いた映画「栄光のバックホーム」が公開中。横田さんと交流があった山崎は「見られていない」と同じ病を経験したからこそ、複雑な心境を明かし「いつか、しっかり見たい」と向き合う覚悟を口にした。
今でも年に1度、北海道でMRI検査を受けており、2日前の検査でも異常はなかった。来季も万全な身体でシーズンに臨む。「少しでも皆さんに元気や勇気を与えられれば」と意欲を見せたが「まず野球で結果を残さないといけない。いい成績を残せるように。チームもそろそろ優勝しないといけない。そこでしっかり貢献できるように」。結果を残し、子どもたちとの再会を果たす。【北村健龍】
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