【朝日杯FS予想】「前走1着」「内枠」「関西馬」で連続的中? 過去データから探るGI朝日杯FS

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2025年12月21日 07:35  netkeiba

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アドマイヤクワッズ(c)netkeiba
 今週も引き続き「中山・阪神・中京」の3場開催。

 重賞は、土曜日に牝馬ハンデ戦・ターコイズS(GIII・中山・芝1600m)。そして日曜日に日曜日に朝日杯フューチュリティステークス(GI・阪神・芝1600m)が行われる。

 過去10年データを使って馬券ヒントを見つけるこのコーナー。今週は、来年のクラシック戦線を占う意味でも重要な一戦となる朝日杯FSの狙いどころを探していこう。※24年開催は京都競馬場です

1.上位人気は信用度高い?

 いつものようにまずは上位人気馬のチェックから。

 朝日杯FSでの1番人気馬は過去10年で4勝。成績は[4-2-2-2]で馬券圏内率80パーセント。数あるGIのなかでも成績が良い。

 2番人気馬は2勝、成績は[2-4-1-3]で馬券圏内率70パーセント。こちらも成績としてはまずまず良い。一方、3番人気馬は1勝、成績は[1-1-1-7]。やはり人気が下がるほどに成績は下がっている。

 上位3頭の人気馬以外での勝利は、5・6・7番人気馬が1勝ずつ。過去10年、8番人気以降の馬の勝利はない。

2.ヒモ荒れなら可能性あり?

 1番人気馬が強いレース。しかし2着・3着には人気薄馬も絡む。

 過去10年、9番人気以降の馬では5頭が馬券圏内になっている。
24年 3着ランスオブカオス(9番人気)
19年 3着グランレイ(14番人気)
18年 2着クリノガウディー(9番人気)
16年 3着ボンセルヴィーソ(12番人気)
15年 3着シャドウアプローチ(11番人気)

 ランスオブカオスは前走が新馬戦(京都・芝1400m)1着から、グランレイは前走が未勝利戦(京都・芝1400m)1着から。

 だが、ボンセルヴィーソは前走GIIデイリー杯2歳S2着、シャドウアプローチは前走GII京王杯2歳S3着。それぞれ前走は重賞で好走。それでも2ケタ人気となっていたタイプ。

 一方、クリノガウディーは、前走GIII東京スポーツ杯2歳Sで12番人気7着。そこからの巻き返しタイプだった。

 全体的にみれば、前走好走している人気薄馬は2・3着要員としては押さえて面白いということになる。ちなみにこの5頭はすべて関西馬だった。

3.ローテの狙いはどこから?

 朝日杯FS好走馬たちの前走ローテはかなり多岐に及んでいる。ということで「前走○○からが良い」という絞り込みは難しい。

 1着馬だけにしても、前走2歳新馬戦1着(15年リオンディーズ)、前走2歳未勝利戦1着(24年アドマイヤズーム)(20年グレナディアガーズ)は経験の浅いタイプ。前走500万(現1勝クラス)ベゴニア賞1着からも1頭いる。さらに前走GIIIサウジアラビアRC1着からが一番多くて3頭。前走アイビーS1着が1頭、前走GIIデイリー杯2歳Sからも2頭という幅広さ。つまり前走はどこでもオーケーという感じ。

 ただ前走がどこからであろうと「1着」ということのほうが重要なのかも…。近6年の馬券圏内18頭中17頭が「前走1着馬」だ。過去10年の馬券圏内30頭、前走1着でなかった馬は5頭しかいない。

4.枠の有利不利は?

 過去10年、やや内枠有利の傾向が強い。特に17年から24年の8年間、22年の2、3着以外はすべで5枠までの馬しか馬券圏内になっていないのだ。

 とはいえ、過去10年では、8枠も2勝しているので、過度の内枠重視というのも危険かも…。しかし昨年は京都競馬場開催ながら、この傾向は続いたのである。

 あとは、関西馬優勢も大きい要因。過去10年の馬券圏内30頭中関西馬は24頭が関西馬で占められる。そして近5年は、やはり関西馬のワンツー決着が続いているのだ。

 以上のデータを総合すると「前走1着・内枠・関西馬」ということが重要キーワード。実はコレ、一昨年から指摘を続けてきたこと。そんな一昨年は、条件を満たす3頭でワンツースリーのズバリ決着。さらに昨年は、京都開催でこのデータが通用するのかと批判もされたが、またもや条件を満たす3頭ワンツースリー決着で高配当になってくれた。

 過去10年すべて良馬場開催だったが、今年は渋った馬場になりそうな可能性もある。そして14頭というやや少なめの頭数。このデータ結論がそんなにうまく続くとも思えないが、傾向としては重要視しておきたい。

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