東京地検=東京都千代田区 首都圏で相次いだ強盗事件を巡り、昨年10月に千葉県市川市で起きた事件を首謀したとして、東京地検は25日、住居侵入と強盗傷害の罪で、いずれも無職の福地紘人容疑者(26)ら4人を起訴した。
ほかに起訴されたのは、斉藤拓哉(26)、村上迦楼羅(27)、渡辺翔太(26)の各容疑者。地検はいずれも認否を明らかにしていない。
起訴状によると、4人は実行役らと共謀して昨年10月、市川市の民家に侵入。住人の女性に殴る蹴るの暴行を加えて2カ月の重傷を負わせ、現金や財布、軽乗用車などを奪ったとされる。
首都圏などでは昨年8月末以降、闇バイトによる強盗や住居侵入が多数発生した。警視庁と埼玉、千葉、神奈川各県警の合同捜査本部は、同10月に横浜市青葉区で起きた強盗致死事件などにも4人が関与したとみて実態解明を進める。