【ソフトバンク】「来年は先発で10勝」大津亮介「いろは」学んだ有原航平の穴埋めへ名乗り

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2025年12月28日 04:55  日刊スポーツ

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トークショーに出席したソフトバンク大津(撮影・佐藤究)

白星量産でタカのエースの穴を埋める! ソフトバンク大津亮介投手(26)が27日、福岡市内でトークイベントに参加した。古巣、日本ハムへの移籍を決断した有原航平投手(33)に惜別の言葉を送り、自身初の「2桁10勝」を来季目標に設定。24年の先発転向を機に、有原先輩からは先発のいろはを学んできた。26年は同じパ・リーグで戦うことになり、シーズン中の投げ合いを心待ちにした。


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気温6度。大津が寒風を吹き飛ばすホットな宣言を決めた。屋外で開催されたトークイベント最終盤だ。来季の抱負を問われ、タカ党へ力強く約束した。


「来年は先発で2桁10勝をできるように。1年間、先発ローテで回りたい」


エースの穴埋めへ、自らが名乗りを上げる。先発の大黒柱だった有原が古巣の日本ハムへ移籍を決断した。チーム最多175投球回に到達し、2年連続で最多勝を獲得した右腕の流出。小久保ホークスにとっては大きな痛手だ。それでも、大津は「有原さんが抜け、他のピッチャーで投げないといけない。僕にとってはすごくチャンス。有原さんの投げていたイニングを、少しでも補っていきたい。勝ち星も来年こそは絶対に2桁勝利はしたい」。今季は12試合に先発し、6勝2敗、防御率1・92だった。イニング数は65回2/3。26年シーズンは開幕からのフル回転を前提とし、さらなる上積みを誓った。


感謝は尽きない。24年の先発転向を機に、有原先輩からは「先発のいろは」を学んできた。「お話しする機会も増え、この世界のことを教えてもらった」。勝ち星に恵まれない時期には食事へ誘ってもらったこともある。今シーズンの途中からは有原のグラブをはめ、マウンドに上がっていた。「(来年は)自分のグラブと相談」とした上で「今のところ(有原グラブが)1番手ですね」。尊敬する“師匠”の道具を継続して愛用していく予定だ。


「それは、楽しみです」。そう声を弾ませ、心待ちにするのが有原とのマッチアップ実現。同じリーグなだけに、シーズン中に投げ合う可能性は高い。「戦う時が来るってなったら全力で投げて勝ちたいですね」。果たし状をたたきつけ、必勝投球を期した。リーグ3連覇、2年連続の日本一へ、大津がエース級の働きぶりを見せる。【佐藤究】

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