【高校ラグビー】目黒学院のトンガ人留学生ロケティが2トライで初戦突破貢献、卒業後は東洋大へ

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2025年12月28日 16:34  日刊スポーツ

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高川学園対目黒学院 前半、密集からタックルを振りほどきポスト下にトライする目黒学院NO8ロケティ・ブルースネオル(撮影・和賀正仁)

<全国高校ラグビー大会:目黒学院61−0高川学園>◇1回戦◇28日◇大阪・花園ラグビー場



過去5度の全国優勝を誇る名門・目黒学院(東京第1)が、8トライ&無失点で高川学園(山口)に完勝を収めた。


注目のトンガ人留学生、高校日本代表候補のNO8ロケティ・ブルースネオル(3年)が、前半だけで2本のトライ。試合展開から後半途中にベンチに退いたものの、副主将としてもチームの初戦突破に貢献した。


「トライはうれしいが、練習を頑張って、もっと取れるようにしたい。今日の試合でも、まだ足りないことがいっぱいあった。日本一になるため、練習時間はあるので、できるように頑張りたい」


184センチ、108キロの17歳は、来日約3年で覚えた日本語で取材に応じた。


前半5分の先制トライは、敵陣22メートルラインでのクイックスタートから、ロケティが2人がかりのタックルを簡単に突破し、中央に持ち込んだ。同27分はラックから持ち出し、左隅へトライ。持ち前のフィジカルの強さで奪った2トライだ。


6大会連続24度目出場の目黒学院の中で、ロケティは3大会連続の花園。1年時は2回戦、2年時は初戦の2回戦敗退。今回はノーシードで46大会ぶりの優勝に挑む。


「日本一になるためには守備です。自分だけでなく、チームで守備をして、相手にトライされないようにしたい。3年生なので力を出し切り、日本一になりたい」


来春の卒業後は、東洋大への進学を明かした。「大学はラグビーだけじゃなく、日本語も勉強しないといけない」と意気込む。将来の夢である日本代表でW杯に出場するためにも、まだまだ成長を続ける。


30日の2回戦は、飯田(長野)と対戦する。


◆ロケティ・ブルースネオル 2008年1月21日、トンガ生まれ。3歳でYoutTubeを見てラグビーを始め、23年3月に来日。目黒学院中から目黒学院に進学。目標は同校OBで日本代表経験豊富なNO8テビタ・タタフ(東京SG)。184センチ、108キロ。

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