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あるぞ今井&村上タッグ! ポスティング制度でメジャー移籍を目指す西武今井達也投手(27)と、米各球団との交渉が最終段階に入った。米東部時間で来年1月2日午後5時(日本時間3日午前7時)の交渉期限が迫り、ヤンキース、フィリーズなどの強豪が有力候補に挙げられる中、チーム再建を目指すホワイトソックスが急浮上。村上宗隆内野手(25)の獲得に続き、「大穴」からの大逆転が現実味を帯びてきた。
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刻々と迫る交渉期限を前に、「今井争奪戦」が混沌(こんとん)としてきた。正式申請後、ヤンキース、フィリーズ、メッツ、カブスなど資金力が潤沢で常にポストシーズンを狙う強豪が軸とされてきた。一方、複数の関係者によると、古豪復活を目指すホワイトソックスが、有力候補に含まれていることが、この日までに明らかになった。
今オフ、FA市場の先発投手陣の中で「特A」にランクされる今井に対し、米メディア内では7年総額1億5400万ドル(約238億7000万円)前後と予想する声も聞かれていた。実際、通算65勝の実績を持ち、最高評価の快速右腕ディラン・シース投手(30)が12月初旬、ブルージェイズと7年総額2億1000万ドル(約325億5000万円)で契約。より年齢の若い今井にも、長期大型契約が見込まれていた。
その一方で、ヤ軍やメ軍は、巨額契約が見込まれる強打のコディ・ベリンジャー外野手(30=ヤンキースFA)との折衝を最優先しており、今井に対して最善のオファーができる状態とは言い切れない。資金力が潤沢なフ軍、カ軍にしても、リスクが伴う長期の大型契約には慎重な姿勢を見せており、具体的な条件提示にはいたっていないとも言われてきた。
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米球界関係者によると、有力な強豪球団が「二の足」を踏んでいる中、積極的な姿勢を見せているのがホワイトソックスだ。今季、規定投球回数に到達した選手が不在で、先発陣の補強を進めており、今井を「エース格」として評価。7年程度の長期ではなく、3年前後の契約でアプローチしているとの情報もある。日本を代表するスラッガー村上宗隆と2年総額3400万ドル(約52億7000万円)で契約するなど、日本人市場への参入に積極的な姿勢を打ち出している。ダークホース的な存在として、争奪戦のカギを握りそうだ。
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