
<第102回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根−東京(5区間109・6キロ)
青学大・原晋監督(58)の思い切った采配が復路でも成功した。6区の石川浩輝(1年)が区間3位の好走で箱根デビュー。わずかなリードを広げる活躍で、復路優勝の立役者の1人となった。これまで多くの1年生を起用し、数々の学生トップランナーに育て上げてきた名将が、ルーキー抜てきの極意を明かした。
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2位早大との差を18秒から1分34秒に広げ、ルーキー石川の表情は初々しかった。57分15秒の好タイムでつなぎ、優勝の立役者ともなった。「これから3年間、山下りを頑張ろうと思う。(OBで6区区間記録保持者)野村さんの記録を超えて、青学を勝たせたい」と決意を込めた。
同大の1年生山下り起用は16年に区間2位だった小野田勇次以来。標高差約800メートルのアップダウンのある険しいロードの選手選びのポイントは「7割、あるいは場合によっては9割が適性」と原監督は言う。
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しかし、今回の起用となった石川は、トラックの1万メートルとハーフマラソンでの実績はなかった。それでも、原監督は高校時代の石川の走りに「山下り適性」を見いだしていた。
2年前の全国高校駅伝で長野・佐久長聖高のアンカーだった石川は区間賞で優勝に貢献した。原監督は下りコースでの脚の回転数に着目。入学後の合宿で下り坂の走りを見て「これはいけるだろう」と確信した。
全国高校駅伝2連覇の実績を誇る名門で過ごした経験や箱根駅伝出場への高いモチベーションも高校生では並外れたものがあったという。期待に応えた1年生の好走に指揮官は「(石川の区間の)適性ときちっとしたトレーニングを積んだ結果」とうなずく。
2日の往路山登り5区で区間新記録の黒田は今春卒業する。一方、復路では山下りの新星も誕生した。大会前に発令した「輝き大作戦」は大成功となった。原監督も「300%輝きました!!」と満足げだった。【泉光太郎】
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