節約・時短から“人生相談”までAIに丸投げ、日常で賢く使う楽チン生活のマル秘テク

0

2026年01月04日 14:10  週刊女性PRIME

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週刊女性PRIME

※画像はイメージです

「AI(Artificial Intelligence/人工知能)とは、人間のように考えたり学んだりする技術のことで、最近は総称して『生成AI』と呼んでいます。“プロンプト”と呼ばれる枠に、文章や音声で“〜してほしい”と入れると、いろいろな形で回答が出てきます。生成AIのツールで最もメジャーなのが、ChatGPT。初心者はChatGPTから始めるとよいでしょう

 そう話すのは、AIを使いこなすコツをYouTubeチャンネルなどで教えている扇田美紀さん。主婦がAIを使うメリットって何?

AIを活用するための第一歩は?

「献立や、掃除を効率的に行うアイデアなどをもらえるので、とにかく時短になります。

 私は何に使うのかよくわからなくなったコードや部品を写真に撮って、これなんだっけ?って、よく聞いています。AIを使うと、家事も10分の1ぐらいの時間に短縮できるので、空いた時間を自分の好きなことに使えます。

 また、冷蔵庫にある残り物でレシピを作ってくれるので、節約にもなります。でも私の周りでいちばん多い活用方法は、相談相手ですね。子育てや人間関係についてAIに相談すると、解決の糸口が見つかるようです」(扇田さん、以下同)

 最近は、副業やプチ稼ぎに使っている50〜60代の女性も増えているとか。

「例えば、メルカリで物を売りたい人やブログでアフィリエイトしたい人などが、AIに文章の作成を手助けしてもらうと、より読んでもらえる内容にすることができます。

 また生成した画像やイラストをTシャツやスマホケースにして、ECサイトで販売している人もいます。スキルがなくても、こういったビジネスができるのはAIならではです」

 そんな便利なAIを活用するための第一歩は?

「ChatGPTは、ブラウザでも使えますが、アプリもありますので、スマホアプリをダウンロードするところから始めてください。まず無料版から使ってみて、うまく活用できるようになったら、有料版を検討してみるとよいですね」

必要なのは「具体的な指示」

 しかし、いざ使ってみると、AIからの回答が的外れで、首をかしげることもある。

「実際に使ってみて、うーんとなるのは、『〇〇を教えて』という、プロンプト内容が曖昧になっているんだと思います。AIは膨大な情報を持っているので、ざっくりしたプロンプト内容だと、何にでも当てはまるような回答しか出してきません。いいアウトプットが欲しいなら、いいプロンプトを入力することが大事です」

 それには具体的な情報が必要で、ポイントは“背景情報”“数”“形式”の3つだという。

「例えば、誕生日パーティーで料理を何にしたらいいか尋ねるときは、『義母の80歳の誕生日に、子どもを含む家族8人が集まるホームパーティーをします。みんながおいしく食べられる料理を教えて』と入力すると、こちらが求めている答えが出てくる。さらにプレゼントは何が喜ばれるか、食器や花はどんなものがいいか、どんどん相談していくと、ぴったりなアウトプットが出てくるはずです」

 とはいえAIを過信するのは考えもの、と注意を促す。

一番の注意点は、情報の正確性です。回答が必ず正しいとは限りません。昔の情報から持ってきている場合もありますから、アウトプットをうのみにしすぎず、事実確認はしっかり行う。病気やケガなどの情報は、特に注意が必要です。

 また、個人情報を入力しすぎないことも大事。ChatGPTの設定の『すべてのユーザー向けにモデルを改善する』という項目がオフになっていれば、私たちが入力する質問内容は学習データに使われませんが、オンになっていると使われる可能性があるので、必ずオフにしておくこと。オフにしていても住所や銀行口座など、漏洩すると危険な個人情報は入れないようにしましょう」

 AIには、こうした注意点もあるが、やはり今後使えるようになったほうがいいのは確か。この流れは今後もますます広がっていくと扇田さん。

「この先、AIを使える人と使えない人とでは、人生の質に大きな違いが出ると感じています。AIが人の仕事を奪うなんていわれますが、実際は人を助ける方向に進化していますので、私たちの生活を豊かにするものとして、どんどん活用していけばよいと思います。使っているうちに、だんだんコツもつかめていくので、まずはトライしてみてください」

 ChatGPTアプリをダウンロードして、今晩の献立を相談してみよう!

日常生活におけるAIの便利な使い方例

 家事や育児、人間関係、趣味、仕事など、AIを少しだけでも活用すると、生活が楽になります。さっそくスマホアプリをダウンロードして、聞きたいことを入力してみて!

手続きに活用(引っ越し手続き、納税など)

 引っ越しの転入転出や納税など、わかりにくい行政の手続きもサポートしてくれる。「〇〇のページを出して」と入力すると、ピンポイントで該当ページを持ってきてくれるので、いろいろ検索することなくスムーズに。

副業、プチ稼ぎに活用

 SNSやブログの投稿文章、プレゼン資料の作成などで活用できる。また「自分の得意な裁縫でビジネスができないか」と問うと、それをもとにアイデアが出てくるなど、ビジネスアイデア自体もAIに相談できる。まるでコンサルタントに相談しているみたい!

相談相手に活用(子育て、人間関係など)

 子育てや家族関係、人間関係など、人に言いづらいことをAIに相談すると、気持ちを整理できたり、状況を客観的に見たりできる。“音声対話モード”なら、話しながら相談できるので、より温かみのある交流ができる。

具体的な例
[近所の家の騒音が気になる。どうやって伝えたらいい?]

(AI)大前提として感情的にならず「冷静に・丁寧に」がポイント。「まずは直接伝える」「手紙・メモで伝える」など、ケース別おすすめの伝え方も。

[こちらにできる防音対策の方法は?]

(AI)家の中でできる防音・騒音軽減の方法。「家具やカーテンで吸音する」「防音マット・防振パッドを使う」など。

節約に活用(料理、家計など)

 冷蔵庫の写真を撮り、残りもので作れる料理を聞くと、レシピを教えてくれるので、食材を無駄なく使えて、節約につながる。また家計簿のまとめを入力して、貯金を増やす改善ポイントを聞いて家計を管理。

具体的な例
[支出を2万円削りたい。おすすめの節約アイデアは?]

(AI)「使っていないサブスクはすべて解約」「買い物前に冷蔵庫をチェック習慣」など、節約アイデアをピックアップ。

[どうやったらモチベーションが保てる?]

(AI)「目的を“数字”ではなく“イメージ”で決める」「進捗が“見える化”されていること」など、挫折しにくく続けやすいコツをピックアップ。

時短に活用(レシピ、掃除、片づけなど)

 献立作りから買い物リストの作成、効率的な掃除の仕方、片づけや収納のアイデア、使途不明の部品やコードの識別など、日常生活上の困りごとを相談すると、考える時間や作業する時間が減り、時間短縮に。

具体的な例
[ナスの時短料理を教えて]

(AI)簡単・時短・おいしいナスのおかずを紹介します。「ナスのめんつゆバター炒め」「ナスのごまあえ」「ナスの揚げ焼きポン酢」など。

[子どもが好きそうなのは?]

(AI)甘め、とろとろ、チーズやケチャップの要素があると好まれやすいので「とろとろナスとチーズのミートソースグラタン」はいかが?

教えてくれたのは…扇田美紀さん 株式会社Ririan&Co.代表、テック系ユーチューバー、Webデザイナー。ECサイト勤務を経て、フリーランスのデザイナーとして独立。Canva、AI、最新テックに特化したYouTubeチャンネル「mikimiki web school」の運営を行う。チャンネル登録者数は約34万人。2児の母。

取材・文/池田純子

    前日のランキングへ

    ニュース設定