「一番マグロ」“初競り”は景気のバロメーター?今年は史上最高値の「5億1030万円」ウニも史上最高値で1貫150万円【Nスタ解説】

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2026年01月05日 20:20  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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2026年のマグロの初競りは史上最高値の「5億1030万円」でした。実は、「一番マグロ」のお値段が、景気のバロメーターになるという分析もあるようです。

【写真を見る】史上最高値 5億円超“一番マグロ”が店頭に そのお値段は?

「マグロの初競りの価格」は「景気のバロメーター」?

出水麻衣キャスター:
「一番マグロ」の価格を2010年から見てみると、数百万円台の年や、億を超える年もあるなど価格にばらつきがあります。

【歴代一番マグロの価格(東京都中央卸売市場より)】
2010年:1628万円
2011年:3249万円
2012年:5649万円
2013年:1億5540万円
2014年:672万円
2015年:451万円
2016年:1400万円
2017年:7420万円
2018年:3040万円
2019年:3億3360万円
2020年:1億9320万円
2021年:2084万円
2022年:1688万円
2023年:3604万円
2024年:1億1424万円
2025年:2億700万円
2026年:5億1030万円

実は「マグロの初競りの価格」が「景気のバロメーター」でもあるという分析もあります。

マネックス証券 吉野貴晶さんによると「『一番マグロの価格』と『日経平均株価』はかなり連動する」ということです。

実際に「一番マグロの価格」と「日経平均株価」を重ねると…?

実際に「一番マグロの価格」と「日経平均株価の年間騰落率」を重ねると、連動していることがわかります。例えば…

▼一番マグロ
2013年:海外チェーンと競り合って高騰
2019年:豊洲移転後のご祝儀相場で高騰

▼日経平均株価の年間騰落率
2013年:アベノミクス相場で株価高騰
2022年:ロシアによるウクライナ侵攻の影響で株価下落

史上最高!マグロ5億円超 なぜここまで値上がりした?

2026年は、一番マグロが5億円を超え、史上最高値で競り落とされました。価格上昇の背景についてマネックス証券の吉野さんは「宣伝費の余裕のある企業が複数あり、その宣伝効果を期待できる経済環境がある」といいます。

景気は気分によっても左右されると言われています。今回のマグロの価格で景気も押し上げられそうな期待感があります。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
景況感は心理的な感覚、つまり主観でしかないですよね。アンケートでも未来予測があるとか、何か良さそうな気分だということがあると景況感に影響されるので、それに合わせて例えば何かの製品が日本ならではの形でイノベートされていくとか、気分だけではなく、上手い具合にポジティブサイクルで回っていけるといいですね。

井上貴博キャスター:
お金を多く刷るとお金の価値が下がる。そうすると「金=ゴールド」のように、希少性のある物の価値が上がる。マグロもそれに近いところがあるから今年の一番マグロが5億円を超えたのかなと思いました。

出水キャスター:
マネックス証券の吉野さんに今年の景気を聞いたところ、「(好景気は)実感できると思います。賃上げと物価高騰の沈静化が見込まれ、実質賃金プラスも期待できる」と明るい話をしてくださいました。

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〈プロフィール〉
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士) 五輪メダリスト
慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰

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