【今泉清】V逸の早大は“根拠のない期待”にとらわれた 明大の土俵で戦い対抗戦&選手権2連敗

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2026年01月11日 21:20  日刊スポーツ

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明大対早大 優勝した明大・平(左)と握手を交わす早大・大田尾監督(撮影・鈴木みどり)

<ラグビー全国大学選手権:明大22−10早大>◇11日◇決勝◇東京・MUFG国立



明治大(明大、関東対抗戦1位)が6季ぶりの「早明決勝」を制し、7大会ぶり14度目の優勝を飾った。


6季ぶり優勝を狙った早稲田大(早大、同3位)を撃破。1996年度以来、29年ぶりに関東大学対抗戦と全国大学選手権の2つを制覇した。両大会で早大に勝利するのも、29年ぶり2度目となった。


早大OBで元日本代表の今泉清氏(58)が、80分間の戦いを振り返った。


◇   ◇   ◇  


早稲田からすれば、対抗戦との連敗は屈辱的といえる。


キックを多用するゲームプランだったが、キックはボールを相手に渡すプレー。取り返すまでが重要だが、セットプレーでの優位性も確保できなかった。


途中でプランの変更が必要だったが「遂行していれば、後半はうまくいくだろう」と“根拠のない期待”にとらわれたのだろう。


早明戦で1度敗れながらも、明治の土俵で戦った。導けなかった首脳陣の責任は大きい。


明治からすれば、部内マッチのように戦いやすかっただろう。1年生FB古賀龍人(桐蔭学園)らのキック処理が安定し、試合を優位に運ぶことができていた。早稲田を向こうに回した場合、2年生SO服部亮太(佐賀工)を起点に、日本代表FB矢崎由高、WTB田中健想(ともに桐蔭学園)らに走られる方が嫌だったはずだ。


相手を走らせながら穴を見つけ、打開する形が早稲田の土俵。劣勢の後半にも、矢崎がハイパントを蹴ってしまう。全国大学選手権決勝のプレッシャーからか、冷静に判断ができていなかった。


早大はもう1度、凡事徹底を見つめなおす必要がある。私が00年代にコーチを務めたころにも「試合になったら、ちゃんとやります」という選手たちがいた。普段はうまくいくパスでも、特別な試合では通らないことが多々ある。


プロ野球の野村克也さんは「練習は本番のように、本番は練習のように」と言った。日ごろの練習にも原因があるように思う。

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