
ホワイトな職場は一見魅力的だが、「ゆる過ぎる」と感じる環境はキャリアを蝕む毒にもなり得る。投稿を寄せた神奈川県の50代男性(ITエンジニア/年収700万円)は、以前の職場で遭遇した、プロジェクトマネージャーのあまりにも不透明な差配について明かした。
男性が、機能ごとに分割したプログラム開発の仕事をしていたときのことだ。開発を進める中で、ある機能にバグがあることが判明した。そのバグは、男性が担当した後続のプログラムに影響を与えるもので、本来であればバグがある箇所そのものを修正するのがエンジニアとしての定石だ。ところが……。(文:境井佑茉)
「人間としてだめになりそうなのが怖くて辞めた」
そのマネージャーが下した決断は信じがたいものだった。
「その問題のあるプログラムを書いたのがプロマネのお気に入りの女子で、彼女の手を煩わせたくないプロマネは、無理矢理その前後で処理することになり、私と前の機能を担当したおじさんと2人が、無理矢理プログラム修正させられることになった」
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男性の担当箇所に不備はなかったが、マネージャーの私情のために2人のベテラン社員が尻ぬぐいをさせられたのだ。これには男性も憤りを隠せない。
「どう考えても問題のある機能だけ修正したほうが早いし、無理矢理修正したことにより処理に一貫性もなくなったし、何よりお気に入りの女子1人を守るためにおっさん2人に作業時間を割かせたという、無茶苦茶な事」
この会社は、残業が少なく18時にはほぼ帰宅できる環境で、納期も厳しくない「自称ホワイト企業」だったという。しかし、こうした不条理がまかり通る「ゆる過ぎる環境」に、男性は強い危機感を抱いた。
「すべてが緩すぎてここの環境に慣れたら、もう他では通用しない気がした」
「その会社は大手の子会社なので、親会社さえ何とかなれば潰れることもないと思うが、人間としてだめになりそうなのが怖くて辞めた」
大手の子会社ゆえの安定感はあったが、上司の気分で仕事が左右される組織に絶望したのだろう。エンジニアの矜持を感じるエピソードだ。
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