モバイルバッテリーが発火したら? 東京消防庁が動画で解説「消火後も400度を超える高温状態」「水没して冷却」

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2026年01月13日 22:10  ITmedia Mobile

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リチウムイオンバッテリーに起因する火災は2025年に過去最多を記録した

 ここ最近、モバイルバッテリーが発火する事案が増加している。モバイルバッテリーが内蔵しているリチウムイオンバッテリーは、発煙や発火のリスクをはらんでいる。万が一発火したら、どうすればいいのか。東京消防庁が実際にモバイルバッテリーを発火させた実験を行い、「消火方法と火災を防ぐポイント」を動画で案内している。


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●モバイルバッテリーの火災につながる「危険なサイン」


 東京消防庁によると、リチウムイオンバッテリーに起因する火災は年々、増加傾向にあり、2025年は過去最多となる115件の火災が発生した。内訳を見ると、モバイルバッテリーが35件と最多で、続いて電気カミソリの13件、携帯電話機の10件が続いている。


 東京消防庁は、リチウムイオンバッテリーが火災につながる「危険なサイン」として、以下を挙げている。


・熱のこもりやすい場所で使用している


・膨らみ、変形している


・過去に落下させたことがある


・充電中や使用中に発熱することがある


・充電できないなどの不具合がある


 この中から1つでも当てはまる場合、火災の危険性があるので注意する必要がある。


 実際の火災例として、「住宅用火災警報器が鳴動し部屋を確認したところ、布団の上で充電していたモバイルバッテリーから火が出ていた」「テーブルに置いてあったスマートフォンに肘が当たり、床に落下した直後、出火した」といった事例を紹介している。


 2025年に発生したリチウムイオンバッテリー関連火災のうち、約6割が充電中に発生しているので、正規品で充電するようにしたい。落下などの外部衝撃による火災は、充電をしていなくても発生するので、バッテリーに衝撃を与えないことにも注意したい。


 また、誤った廃棄方法によって、ごみ収集車が可燃ごみの回収中に発火するといった火災も起きている。不要なモバイルバッテリーは、可燃・不燃・資源ごみなどには絶対に出してはいけない。自治体の廃棄方法に従って廃棄する、あるいは家電量販店に設置されている「小型充電式電池リサイクルBOX」や携帯キャリアショップなどに持ち込んで廃棄する必要がある。


●万が一発火したら? 消火後も高温状態なので「水没」させる


 万が一チウムイオンバッテリーから火災が発生し、火花や煙が激しく噴出している場合、近寄ってはいけない。火花や煙の勢いが収まってきたと判断したら、大量の水や消火器で消火する。


 周囲に延焼してしまった場合、自宅やマンションに備えている消火器具などで初期消火をする必要がある。初期消火の判断目安は、「炎が天井に達するまで」としている。外出先で、バッグなどの中で発煙や発火などの異常が見られた場合、すぐに体から離し、できるだけ燃えやすい物の近くに置かない。その後、バッグごと、水や消火器で消火する。


 消火後は、火煙が出ていなくても非常に高温になっており、発熱や再出火の恐れがある。実験では、消火後もリチウムイオンバッテリーは400度を超える高温状態にあったという。消火後に温度が下がったら、耐熱性のある物でつかみ、水没させることが重要だとしている。その後、身の安全を確保して119番通報しよう。


 東京消防庁が動画について紹介したXのポストは5000件近くリポストされ、9000件を超える「いいね」が付いており、「モバイルバッテリーを持ってる人は全員見た方がいい」「水を使ってもいいんだという学びがあった」「消火後も非常に高温状態なので水没させて冷却は初耳だった」といった反響が挙がっている。



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