2023年にスタートした「背広散歩」は、スーツを普段着として楽しむことを目的とした「スーツウォーク」イベント。三越伊勢丹やヴィンテージショップなどの関係者が中心となり、SNSで参加者を募り、これまで東京、大阪、ソウルなどで「スーツは特別なものではない」というメッセージを発信してきた。13日にはピッティの会場であるフォルテッツァ・ダ・バッソを出発点に、男性のエレガンスを体現する人々がフィレンツェの歴史地区の通りを歩きながら、それぞれのテーラリング観を示す自然発生的なパレードを披露。毎回の参加人数は約100人だが、ピッティではエントリーの段階で180人にのぼり、あいにくの雨ではあったものの、ピッティ会場からサンタ・マリア・ノヴェッラ(Santa Maria Novella)までさまざまな国の人々が各々の背広スタイルで散歩を楽しんだ。運営者の一人でビームスでPR経験を持つ安武俊宏は「背広散歩はファッション業界で働く6人が運営している非営利団体。今回はイタリア・ビエッラの老舗生地メーカー『ヴィターレ・バルベリス・カノニコ(Vitale Barberis Canonico)』に協賛していただき、ヨーロッパで初めての実施となった。背広散歩を通して、スーツスタイルの本当の意味での普及に貢献していければ」とコメントした。