最高峰のフル参戦6年目に挑む勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1月21日(水)〜25日(日)に、モナコおよびフランスで行われるラリー・モンテカルロで、WRC世界ラリー選手権の2026年シーズンが開幕する。最高峰クラスに参戦している各陣営より、開幕戦へ意気込むドライバーたちのコメントが届いている。
■Mスポーツ・フォードWRT
●ジョシュ・マッカーリーン(#55 フォード・プーマ・ラリー1)
「Mスポーツで2年目を迎えることができ、本当に嬉しい。昨年にモンテカルロに向けて準備をしていた頃とくらべて、状況は大きく変わった」
「モンテカルロはコンディション、タイヤの選択に加え、避けられない緊張感があり、シーズンのスタートとしてもかなりエキサイティングな機会だ」
「昨年の今頃よりも準備は万端だと感じており、シーズンをしっかりとスタートさせることに集中しているよ」
●ジョン・アームストロング(#95 フォード・プーマ・ラリー1)
「ラリー・モンテカルロが本当に楽しみだ。Mスポーツとともに、初めてプーマ・ラリー1でスタートを切ることにワクワクしているよ。モンテカルロでは、特有のコンディションや変わりやすい天候、そしてタイヤの選択など、今大会では学ぶべきことがたくさんあるだろう」
「イベント前のテストは、さまざまなコンディションを経験できたので、非常に有意義だった。1日目はターマック、マッド、アイスバーンの混合路面で、もう1日はフルスノーの路面で走行した。考えうるあらゆる状況でタイヤをテストすることができ、氷上でのスリックタイヤのグリップの低さを身をもって体験することもできた」
「シェーン(・バーン/コドライバー)と僕はこの機会にとても感謝しており、ラリー・モンテカルロでのスタートを心待ちにしている。今回、まず初日は状況を確認し、そこから着実に進歩を見せたい。これからのシーズンが本当に楽しみだよ」
●グレゴワール・ミュンスター(#13 フォード・プーマ・ラリー1)
「ラリー・モンテカルロのスタートが待ち遠しい。WRCカレンダーの中でもっとも好きなイベントだよ。プーマで初めてステージ優勝を果たしたラリーでもあり、良い思い出がたくさんある」
「2025年もここで競争力を発揮し、金曜日には総合4番手につけることができた。今年も同様のペースを見せたいと思っている」
「もちろんテストができていないので、準備はいつもと異なる。しかし、モンテにはプレッシャーを感じずに臨みたいと思う。良い結果を出す絶好の機会なので思いっきり楽しみたい。次のラリーがいつになるか分からないので、とにかく楽しんで、できるだけ速く走りたい」
■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)
「ラリー・モンテカルロはシーズン開幕戦としては厳しいイベントだが、つねに大きな興奮を味わうことができる。新たな挑戦、好シーズンへの新たなチャンス、そして誰もが勝ちたいと願うラリーで優勝するチャンスが巡ってくるからだ」
「良いラリーを戦うには、マシンを信頼することが不可欠だ。あらゆるコンディションで運転しやすくなければならない。マシンの挙動を予測できればラリーははるかに楽になるだろう」
「現時点では路面コンディションを予測するのは難しいが、ドライとアイスが混在することは間違いない。僕らは2度優勝を経験しており、『2度あることは3度ある』という言葉をよく耳にする。ラリーの最後には上位に食い込み、頂点に立ちたいね」
●アドリアン・フルモー(#16 ヒョンデi20 Nラリー1)
「ヒョンデi20 Nラリー1でラリー・モンテカルロに復帰できることを大変嬉しく思う。このラリーは、つねにさまざまなコンディションに直面することで有名で、その激しさは他に類を見ないものだ」
「モンテカルロでは、つねに走りやすいマシンを作り上げるように心がけている。スノー、アイス、ウエット、そしてドライコンディションなど、あらゆるコンディションで運転できるマシンでなければならないからだ」
「北アルプスでは雪がかなり降っているので、道路の脇であっても間違いなく雪を走ることになる。自分たちの目標は総合優勝だ。勝てる可能性のラリーを挙げるとすれば、それはこのラリーだからだ」
●ヘイデン・パッドン(#20 ヒョンデi20 Nラリー1)
「いまは緊張と興奮が入り混じっているが、本番になればきっと落ち着く。シーズンでもっとも過酷なイベントなので見通しは困難だが、このような歴史あるイベントで、素晴らしいマシンを運転できることに興奮している」
「プレイベントテストでは充分な走行距離を積み、マシンについてより深く理解することができたと思う。ただ、モンテカルロは予測不可能なので、路面状況や天候は、現地に着くまで誰にも分からない」
「だからこそ、あらゆる可能性に備えておく必要がある。我々の目標は完走だ。ティエリーとアドリアンが上位争いを繰り広げるなか、クリーンな走りを心がけたいと思う」
■TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)
●セバスチャン・オジエ(#1 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「昨年の成果を祝い、感謝する時間を持つことができたのは良かったが、今は誰もがゼロからスタートする新しいシーズンに集中している」
「ここ数シーズンと同様、全てのラリーに参戦するわけではないが、それでも非常にタイトなスケジュールになる見込みだ。さらなる進化のためにつねに努力を続けるこの素晴らしいチームとともに、今年もベストを尽くすつもりだ」
「毎年そうであるように、ラリー・モンテカルロでの開幕戦は自分にとってエキサイティングなものだ。もっとも重要なラリーであり、夢を叶えたラリーでもある。10回目の優勝を果たすことができた昨年は、本当に誇らしい瞬間だった。今回も目標は同じだが、決して簡単にはいかないだろう」
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「例年通りの短いリセット期間を経て、新シーズンのスタートが待ち遠しく感じられ、今年も上位争いに加われることを願っている。競争の激しい1年になることは間違いないと思うので、ベストを尽くす必要がある」
「今年のクルマとタイヤに関しては、かなり継続性がある。昨年はとても良い順位でシーズンを終えることができたが、チームはつねに改善点を見つけ、ドライバーが求めるさらなるパフォーマンス向上に取り組んでいる」
「どのようなコンディションに直面するか事前に予測できないという意味で、ラリー・モンテカルロにはつねに未知の部分がある。大きなチャレンジであり、ラリー中にできる限りうまく適応していくことが何よりも重要になる」
●オリバー・ソルベルグ(#99 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「トヨタのラリー1ドライバーとして新しいシーズンをスタートできるなんて、夢のような瞬間だ。今年については、結果に関して明確な期待を抱いていない。自分の能力を最大限に発揮して戦い、どうなるかを見ていきたいと考えている」
「グラベルではすでにクルマをよく理解できていると思うが、ターマックではまだ学ぶべき点があると感じている。ターマックではラリー2とラリー1のクルマのスピードの違いをより強く感じるが、良いテストを重ねてきた結果、フィーリングはとても良好だ」
「ラリー・モンテカルロは非常にトリッキーで、おそらく1年でもっとも難しいラリーだが、愛さずにはいられないイベントだ。毎回が特別な体験なので、心から楽しみにしている」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「モンテカルロで新しいシーズンをスタートするのは、いつだって特別なことです。シーズンを通してもっともトリッキーなコンディションのひとつに直面するため、スタート前は複雑な気持ちになります。楽しみであると同時に、何が起こるか予測不能だからです」
「コンディションが急速に変化するため、最新の情報を提供してくれるルートノートクルーと良好なコミュニケーションを取ることが重要です」
「プレイベントテストでは路面に氷と雪がありましたが、融けつつあったため、濡れたターマックでのクルマとタイヤの挙動も確認することができ、着実な進歩を感じました。より多くの良い結果を出すことが今年の目標ですが、そのために全力を尽くす準備はできています」
■TGR-WRT2
●サミ・パヤリ(#5 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「ラリー1で2シーズン目を迎えられることに、とても興奮している。昨年はほとんどのラリーがこのクルマで走るのは初めてだったので、とにかく学ぶことばかりだった」
「それでもシーズン後半は明らかに調子が上向き、今は競争力を発揮する準備が整っていると感じている。また、クルマもタイヤも昨年とほぼ同じなので、その性能をより理解できているという自信もある」
「ラリー・モンテカルロはさまざまなコンディションが予想されるため、シーズン中もっともチャレンジングなイベントになるかもしれないが、良いフィーリングを得て楽しみたいと考えている」
[オートスポーツweb 2026年01月19日]