髪質改善専門家・美容師のKUMAこんにちは! 髪質改善専門家・美容師の熊坂裕一郎ことKUMAです。全国から髪や頭皮でお悩みの方が訪れる美容院「area(エリア)」を東京都・江東区で3店舗運営しています。
YouTube「美容師くまのこだわりTV」では年齢に関係なく誰でも自宅で簡単に、美しい髪になる方法を発信中です。
今回は美容師として日々お客様と向き合う中で遭遇した、“深刻じゃないけど、思わずクスッと笑ってしまう”、そんな「ほほえましいハプニング」をいくつかご紹介します。
中には「わたしもやったことある!」という方もいらっしゃるかもしれません。
◆1.シャンプー中に突然、「ガバっ」と起き上がって、美容師はびしょ濡れ
シャンプー中にウトウト眠られる方はめずらしくありません。
しかし、突如眠りからさめたときに、きっと状況がつかめないのでしょう。
その瞬間に後頭部を洗っていたりすると、シャワーは美容師の顔面に直撃することも(笑)。
次第にお客様が状況に気づいて、びしょ濡れの美容師を見てびっくり!なんてことも時々あります。
◆2.フェイスガーゼを“顔の筋肉を駆使して調整する”お客様
シャンプー中に顔にかけるためのフェイスシート。
お客様の吐息やシャンプーの振動でずれてしまうことがあるので、美容師が気づいて元に戻すことがあります。
しかし、ふとお客様の顔を見ると、お顔の筋肉を駆使してガーゼを戻そうとしている方が結構いらっしゃいます。
とってもがんばって動かそうとしているので、すぐに気づくのですが、美容師としてはやってあげるべきなのか、迷ってしまうほど……。
ただし、ヒゲがある男性の方は、ヒゲに引っかかってがんばっても動かないこともあります。
遠慮なく美容師におっしゃってくださればすぐ直します。
◆3.シャンプー中に何度もフェイスガーゼが吹き飛ぶ
フェイスガーゼは非常に軽い素材ですので、会話が弾んで笑ったりすると吹き飛んでしまうことがあります。
これ自体は珍しくないですが、1回のシャンプーで3回くらい吹き飛んでしまう方も。
さすがに3回目くらいになるとお互い笑ってしまいます。
会話をしていなくても通常の吐息で吹き飛んでしまうお客様も珍しくありません。
顔の上に重しをおくことはできないので、おでこのあたりに少しだけ水滴をつけて“糊代わり”にして飛びにくくすることもあります。
◆4.カット中、寝落ちして“首がガクン”問題
カット中に眠られる方がいらっしゃいます。髪を触られると心地いいとおっしゃる方もいます。
眠りのスタイルとしては、「こっくり、こっくり」とされる場合と、完全に首がガクンと垂れている場合と主に2パターンありますが、問題は後者です。
顔がガクンとしていると、カットの難易度は一気に上がります。
そのため、声をかけて極力起きていただきます。
でも起きているのは一瞬で、すぐに首がガクンと……。
スタッフに首を支えてもらいながら切ることもあるんです(笑)
◆5.ロールブラシが頭についたまま来店
これはお客様にとっては大変お困りなので、美容師の立場で笑ってはいけないのですが、思わずクスッと笑ってしまった珍事です。
ブラッシング中にロールブラシが髪に絡まってしまい、ブラシが刺さったままの状態でご来店なさった方がいらっしゃいました。
あまりクルクルブラシで巻くのも危険です。
◆6.予約時間に遅刻したお客様ほど「急いで」と言う
10分、20分遅れて来店されたお客様に限って多いセリフ。
「すみません、急ぎでお願いします」
美容師のこころの中では、「そ、それはわたしのセリフ……!」って苦笑いですが、これは美容師ではあるあるだと思います。
◆7:慌ててカットクロスをつけたら、顎にかかってしまう気まずさ
お客様が席に着かれた瞬間、 「お待たせしました!」と少し慌ててカットクロスをつけることがあります。
そのとき、角度やタイミングが合わず、 クロスのフチが顎にちょこんとかかってしまうことがたまにあります。
一瞬の沈黙。
美容師は「すみません……」と直し、お客様も「いえいえ……」と微笑むのですが、なぜかその一瞬だけ、空気がとても気まずいものだったりします。
◆小さなハプニングがつくる“美容室という居場所”
今回のエピソードは、どれも日々の美容室でも生まれているだろうハプニングです。
美容室は、髪を整えるだけの場所ではなく、人の素の部分がふっと顔を出す場所です。ぜひ気取らずリラックスして楽しんでいただけるとうれしいです。
<文/KUMA>
【KUMA】
髪質改善専門家・美容師。東京都江東区にてリピート率95%以上の髪質改善専門店「area」を3店舗経営。極度のダメージヘアやクセの強い髪もサラサラ・ツヤツヤにさせる独自の施術に定評があり、全国各地から髪に悩みを抱える人々が大勢訪れる。YouTubeチャンネル「美容師くまのこだわりTV」で自宅で簡単にできる髪質ケアを中心に発信。