静岡地裁=静岡市葵区 中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の周辺住民らが、3〜5号機の運転差し止めなどを求めた訴訟の口頭弁論が22日、静岡地裁であった。中部電側が、地震想定に関するデータ不正問題について現状報告する準備書面を提出。原子力規制委員会の審査に提出した資料はこの訴訟でも証拠提出されており、平山馨裁判長は法廷で、「不正データの提出は、はなはだ遺憾に思っている。裁判所として考えるところがある」と述べた。
原告側は準備書面で「捏造(ねつぞう)という極めて悪質性の高い不正が行われた」と批判し、速やかに運転差し止めを認めるよう訴えた。
中部電の担当者は閉廷後の記者会見で、「あらゆる人に対してご迷惑をかけているということは確か。大変申し訳ない」と陳謝。今後については「裁判所の訴訟指揮に従って対応していく」と述べるにとどめた。