「犯人を許せない」=犠牲の小栗さん勤務先社長―杉並死傷事件1週間

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2026年01月22日 21:01  時事通信社

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時事通信社

東京都杉並区で住宅明け渡しの強制執行手続き中に刺され死亡した小栗寿晃さん(知人提供)
 東京都杉並区で住宅明け渡しの強制執行手続き中、執行官ら2人が刺され死傷した事件は、22日で発生から1週間となった。死亡した保証会社社員、小栗寿晃さん(61)について、同社社長(67)が同日までに取材に応じ、「本当に悲しく、犯人を許せない」と怒りをあらわにした。

 社長によると、小栗さんは2010年11月に入社し、家賃を滞納した住人と連絡を取る業務を担当。誰よりも早く出勤し、指示しなければ代休をとらないほど仕事熱心だった。当番制で行っている職場の掃除も、担当者が休んだ時には自ら黙って引き受けていた。

 家族の誕生日や母の日などに、花やプレゼントを贈っていたといい、「実直でこつこつ型。優しく気遣いができる人だった」と振り返った。

 逮捕された職業不詳山本宏容疑者(40)は、22年に現場アパートに入居。家賃の入金がたびたび遅れ、24年9月以降は未納となった。事件発生時の滞納額は98万円を超えていたという。

 同社からのメールでの連絡にも応じず、10回以上自宅に足を運んだが会えたことはなかったという山本容疑者。昨年6月に小栗さんが裁判所の執行官と訪れた際は「家賃の支払いも退去もできません。立ち退き訴訟をしてください」と話したといい、社長は「誠意がない人物。怒りしかない」と憤った。

 事件は15日午前10時15分ごろ発生。小栗さんは背中を刺されて死亡し、執行官の60代男性は胸など4カ所を刺されてけがをした。 

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