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フィギュアスケート男子の冬季オリンピック(五輪)2連覇王者でプロ転向4季目の羽生結弦さん(31)が、地元宮城のリンクに多額の寄付をしていたことが話題になっている。
仙台市泉区に隣接する大和町のベルサンピアみやぎ泉スケートリンク。施設長の馬場宏樹さんが23日、日刊スポーツの取材に応じ、施設の修繕工事費や除湿器および送風機の設置費などとして5420万5800円の寄付があったことを明らかにした。破格の寄付額に「びっくりしました。ありがたい限りです」と驚き感謝した。
冬季だけ営業しているスケートリンク。60メートル×30メートルの国際規格を満たす施設は構造上、気温差による結露が発生しやすく、氷上に垂れてくることによるコブができていた。
たびたび利用していた羽生さんは、かねて転倒による危険や滑走上の障害となって、けがを引き起こす懸念、子供たちの安全面を心配し、鉄骨部への結露防止塗料を塗る工事や除湿設備の整備を24年ごろから提案していたという。
当然、修繕には多額の費用を伴うものの、羽生さんからの「やりましょう。ぜひ進めてください」との後押しもあって25年7〜9月に改修工事を実施した。
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除湿機と送風ファンも導入できたことにより、長年の懸案だった結露は「全く出なくなった」と改善。製氷スタッフからも「作業が楽になった」との声が上がっているという。整氷車(ザンボニー)のバッテリーも新品に交換でき、馬場さんは「以前は氷上がコブだらけでしたけど、今はなくなって安全になりました。とても効果があって、助かっています」と実感を込めた。
今月21日には「羽生結弦様からのご寄付について」と書かれた施設の案内板をファンがX(旧ツイッター)で紹介し、投稿が拡散されていた。
羽生さんは、現役時代から競技普及や地域貢献、復興支援に熱心。アイスリンク仙台への寄付額は24年10月時点で1億797万1996円に上っている。同所で練習中に東日本大震災に遭った後、アジア初、世界でも66年ぶりとなる男子の五輪2連覇を遂げた14年ソチ大会と18年平昌大会の、金メダル報奨金の全額を宮城県と仙台市に寄付した。
24年には能登半島復興支援チャリティー演技会を石川県内で実施。社会に目を向けながら、精力的な活動を続けている。東日本大震災の発生から15年となる今年3月7〜9日には、座長を務めるアイスショー「notte stellata」(宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ)を4年連続で行い、被災地から“希望”を発信する。
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