
■卓球・全日本選手権(25日、東京体育館)
女子シングルスの決勝が行われ、張本美和(17、木下グループ)が早田ひな(25、日本生命)をフルゲームの末に下し、悲願の初優勝を果たした。
ジュニアの部で4連覇を達成した張本は、一般の部では3年連続ファイナル進出となり、王者・早田をついに撃破して2冠を達成。さらに、9月に開催される第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)の代表に内定した。
両者ともに死闘の準決勝を経て決勝に駒を進め、3年連続で同じ顔ぶれとなった。第1ゲームの序盤は交互にポイントを奪い、5-5と拮抗した展開の中、張本が激しいラリーを制してリードしたが、早田が粘って逆転。張本のミスも続き、早田が連続ポイントで最初のゲームを奪った。
第2ゲームは張本が6連続ポイントで優位に立つと、短いサーブで崩すなど8-1とリード。早田もサーブの種類を変え応戦するが、流れを引き戻せず。張本が11-2で圧倒した。
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両者戦術の駆け引きも激しくなり、第3ゲームは5-5から早田が3ポイントリード。張本も変化のあるサーブで9-9と追いつき、先にゲームポイントを奪うと、そのまま11-9で中盤へ。
第4ゲームは強打のラリー戦も増え、張本は早田のミドルを攻めるなどでポイントを重ね、7-6とリードしたところでタイムアウト。台上での速攻が決まり9-6とリードを広げると、流れを渡さず、優勝に王手をかけた。
第5ゲームは張本のフォアのミスも続き、早田が7-2とリード。後がない早田は落ち着いて張本の打ちにくいコースを狙い、短いサーブでポイントを奪うと、このゲームは11-5で踏みとどまった。
逃げ切りたい張本は、第6ゲームで逆横回転のYGサーブを使うなど5-3とリード。5-5で追いつかれると再びYGサーブで崩し、強打も決まり7-5とリードを広げた。連続ポイントで10-6と初Vまであと1ポイントとしたが、早田が意地をみせ、驚異の6連続ポイントで12-10。勝負は第7ゲームにもつれた。
満員の会場が大歓声に沸く中、最終ゲームは序盤から張本が攻めの姿勢で5-1とリード。流れを渡したくない張本は、ここまでなかったような速攻を繰り返して突き放した。最後は粘る早田を振り切り、悲願の初Vをつかんだ。
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過去の2度の決勝では早田にストレート負けを喫していた張本。3度目の正直で王者を下し初の栄冠。優勝インタビューで「本当に嬉しくて、第6ゲームで(逆転で)取り返されて。ついにやっと勝ったかという気持ち。すごく弱気になりましたが、最終ゲームは思い切っていこうと思いました」と喜びを口にした。
準決勝、決勝とフルゲームで勝ち切った張本。決勝は早田に第6ゲームを逆転で奪われ、メンタルも追い込まれる中「リードした中で初めて弱気になってしまい。それを乗り越えられて、自分で立ち直れたので。今日はすごく成長した」と手ごたえのある優勝となった。
【女子シングルス決勝】
早田ひな 3ー4 張本美和
11-7/2-11/9-11/6-11/11-5/12-10/6-11
