PURPLEは、二条城の南東にある式阿弥町に位置。本と展示とイベントが循環し、さまざまな混ざり合いと協働によって生まれる新たな表現の場および出会いの場として運営している。
深瀬昌久は、1934年北海道生まれ。1974年にアメリカ・ニューヨーク近代美術館で開催された日本写真の企画展「New Japanese Photography」への出展を皮切りに、これまで世界各国の展覧会に多数の作品を出品している。2012年に死去した後も、2025年までに世界8都市で回顧展が開催され、13冊の写真集が新たに刊行された。
同展では、深瀬昌久アーカイブスと富士フイルム協力のもと、1963年に東京・芝浦と場で撮影した深瀬の妻である洋子のヴィンテージプリントを展示。同氏は徹底して「私性」を掘り下げ、日本独自の表現とされる「私写真」の先駆者として開拓し、家族や愛猫、自分自身といった身辺に密着した主題を掲げていた。その中でも、深瀬の表現の核心をなすものとされている、妻の洋子を10年余にわたって撮影した一連の作品を展示。没後初公開作品であるとともに関西初公開となる。