「好きだから心配」キレたと思ったら泣き出して…30歳を過ぎた男性が“重たい束縛”に暴走してしまう理由

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2026年01月27日 16:10  日刊SPA!

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※画像はイメージです
―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―
 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

 筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがい、知見を深めているのです。

 2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。

◆フッた側の彼女の気持ちや主張を聞く限り…

※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。

 今回の相談者は、筆者のもとからの知人だった正樹さん(仮名・男性・35歳)。交際1年だった美羽さん(仮名・女性・31歳)からフラれてしまい、復縁希望とのことでした。

 筆者は美羽さんとも面識があったため直接話を聞いたのですが、彼女の気持ちや主張を聞く限り、今のままの正樹さんでは復縁は絶対にできないと確信したのです。

「正樹君にすごく愛されてるのは感じてたんですけど、その愛が重すぎるっていうのが一番の原因。言葉は悪いかもしれませんが、正樹君はけっこうメンヘラ気質で、束縛も激しければ喜怒哀楽も激しかったんです。

 女友達と飲んでいるだけなのに、めっちゃイライラした感じのLINEが来て、『誰と飲んでるの? まわりの動画撮って送って』とか強制させるし、完全にただの仕事関係の男性からの電話に出て数分話してただけなのに、『今の男、誰だよ』ってブチ切れるし。

 それで私が反抗したり反論したりすると、今度は『好きだから心配してるだけじゃん』ってシクシク泣き出すんですよ」(美羽さん)

◆彼女が「やっぱりもう無理だ」と感じたワケ

 美羽さんいわく、「正直、正樹君のことを好きな気持ちはまだ少し残ってる」とのことですが……。

「でも彼から復縁したいと連絡があって、久しぶりに会って2時間かけてじっくり話し合ったことで、私はより一層『やっぱりもう無理!』という気持ちが強まってしまったんです。

 話し合いの当日、基本的に正樹君は『こんなに愛しているのに。だからやり直そう』の一点張りでした。だから私が、別れたいと思うようになった理由を伝えると、『もう絶対にしない』『必ず直す』って言うんですよね。……でも、実はこういうやりとりってもう3、4回目なんです。

 私は今までにも別れが脳裏をよぎっていたから、彼にこういう発言はイヤだからやめてほしい、ああいう態度はしんどいから直してほしいと、きちんと伝えていました。

 そのたびに彼は『もう絶対にしない』『必ず直す』みたいに言うんですけど、1ヵ月もしないうちに再発するっていう繰り返しで、もううんざりでした」(美羽さん)

◆復縁したいのに復縁できない人“あるある”

 忌憚なく言うと正樹さんの言動は、復縁したいのに復縁できない人の“あるある”です。

 とても当たり前のことなのですが、復縁を目指す場合、元恋人が提示していた破局原因の改善・解消ができていること、もしくはその目途が立っていることが重要です。

 ですから復縁したい側に求められるのは、どれだけ愛しているのかというアピールよりも、原因を改善・解消するための具体的な方法や努力のアピールです。

 しかし、正樹さんは美羽さんから原因を指摘されても、「もう絶対にしない」「必ず直す」と精神論や根性論による改善アピールをするのみ。しかもそれは何度も繰り返されてきたやりとりで、改善されてこなかった失敗の歴史があったというのです。

 その言葉を発しているときの正樹さんは、本当にもう二度としないと心に誓っているのかもしれませんが、美羽さんからすれば口先だけに見えてしまっても仕方ありません。

◆重要なプロセスをすっ飛ばしてしまっている

 正樹さんいわく、「美羽と一緒にいられない日々がつらすぎる」という寂しさや、「早くヨリを戻さないと美羽に新しい彼氏ができてしまうかも」という不安感があるとのことで、そのため1日でも早く復縁したいと焦っている模様。

 その気持ちもわかるのですが、正樹さんは復縁に向けての重要なプロセスを、一つすっ飛ばしてしまっているのです。

 そのプロセスとは、もちろん破局原因の改善・解消。

「こんなに愛している」と熱量の高さをアピールすべきは次の段階なのでまだ早いですし、「もう絶対にしない」「必ず直す」と根拠の薄い精神論・根性論でゴリ押しするのも違います。

 正樹さんの場合、すぐにイライラしたりブチ切れたりすることを改善してほしいと美羽さんに指摘されていました。

 ですから、例えばアンガーマネジメント講座に申し込んで、「今まで自分一人では直せなかったから、プロの力も借りて改善に努めたい」などと伝え、精神論・根性論ではない具体的な改善策をアピールするべきだったのではないでしょうか。

◆“急がば回れ”で原因の改善・解消を目指す

 正樹さんが本当に復縁できる確率を高めたいのであれば、美羽さんと一緒にいられない寂しさや新恋人ができてしまうかもという不安を押し込めて、“急がば回れ”で原因を改善・解消するための具体的な方法を検討・試行していくべきなのです。

 むしろ原因を見て見ぬふりで放置して、熱量だけで復縁まで押し切ろうとする彼の行動はかなりの悪手。美羽さんは「やっぱりもう無理だ」と語っていましたので、彼女から見れば“原因の上塗り”にも見えたのでしょう。

 美羽さんが正樹さんと別れたいと思ったのは、愛情が重いこと、メンヘラ気質なこと、精神論・根性論しかないこと――こういった正樹さんの性質に辟易としているからです。にもかかわらず、正樹さんは復縁したいと伝える話し合いの場で、それらの原因を改めて強調してしまったと言っても過言ではありません。

 ここまでの話を正樹さんに説明すると、彼は今までの自身の言動をひどく後悔したようで、「とりあえずアンガーマネジメントを勉強してみます」と肩を落としていました。

◆悪循環のループにハマって逆効果になることも

 恋人同士の破局原因はさまざまあるでしょうが、復縁したいという気持ちが強すぎると、それが焦りに繋がり、原因の改善・解消というプロセスを見落としてしまいがち。

 そのプロセスをすっ飛ばして元恋人への復縁アピールを続けてしまうと、原因を改善するどころか“原因の上塗り”となるなど、悪循環のループにハマって逆効果となってしまうことも多々あるのです。

<文/堺屋大地>

―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi

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