
親戚同士の集まりは、本来なら気を張らずに過ごしたい時間ではないでしょうか。しかし子どもの言動をめぐって、きょうだいの価値観が違うと、一気に居心地の悪い場になってしまうこともあります。
投稿者さんの甥っ子は9歳。会話のなかで平気で「おい、死ね」といった強い言葉を口にするそうです。気になった投稿者さんは、叔母の立場から注意しました。しかし返ってきたのは、感謝ではなく実兄からの批判でした。
『嫁が怒っている、機嫌が悪くなるから注意するなと言われた』兄夫婦は普段から、甥っ子に対して「こらっ」と軽く注意する程度で、本格的に叱ることはないそうです。過去には実父が甥っ子を注意した際も、同じように兄から「いろいろ言うな」と言われた経験があったとか。注意する側が悪者になる空気に、心が疲れてしまったようです。
甥もだけど兄夫婦も…関わりたくないからスルーする
「関わらない方が楽」という意見が少なくありませんでした。
『私なら言わないけれどな。だって夫婦ともそれじゃ、言ったところで……ねぇ?』
『別家庭のことだし、放っておけばいい。その環境で育てた結果は、いずれ親に返ってくる。そのとき後悔するのは、兄夫婦』
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『その子がどう育とうが関係ないし、勝手に恥かかせとけばいい』
『いとこの子どもを注意したら、その子の父や祖父が怒ったみたいで、私の母づてに苦情を入れてきたよ。どんなことしても放置して、見て見ぬふりがベストだなと思い知った』
『実姉、実妹の子どもなら注意する。実兄、実弟の子なら放っておく。嫁にキレられるのが面倒。でも帰った後に「あの子口悪いね! 反抗期?」と実母と話す』別家族の子育てに口出ししても、何も変わらないと考えるようです。子どもの躾は親の責任であり、叔母である投稿者さんが背負うものではないでしょう。暴力やものを壊す行為でなければ、見て見ぬふりをするのが最善だという声もありました。実兄や義姉との関係悪化を避けるため、距離を取る選択をすすめるママも少なくありませんでした。
少し距離を取ってもいい
たとえ「死ね」と暴言を吐かれても、お嫁さんの機嫌が悪くなるから注意しないよう言われたら、こちらの気分が悪くなりますよね。投稿者さんもあまり会いたくはないようですが、「実兄夫婦が毎年予定を合わせてくる」と悩みます。
『帰省のタイミングをズラして、接点をもたないようにする。はっきり関わりたくないと伝えておく』
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『自分だったらドタキャンしちゃうけれどな。風邪引いたとか適当に理由つけて』投稿者さんのお子さんにも、同じような暴言を吐かれる可能性もあるのではないでしょうか。ムリに顔を合わせることでストレスが増すなら、関係を薄めることも自衛のひとつかもしれません。
子どもの将来より配偶者のご機嫌取り?実兄を注意する!
一方で、実兄に対してはっきり伝えるべきだという意見もあります。お嫁さんに言うのは気が引けますが、きょうだいには言えるのではないでしょうか。
『子どもの将来を考えず、配偶者の機嫌を優先するのは親としてどうなのかと言ってやる』
『「躾ではなくて、こっちに不愉快な思いをさせるなってことだよ。なんで私が口の悪い子どものために我慢しなきゃいけないのよ」って言ったら黙り込むよね、兄夫婦』
『「死ねとか注意されて当然の言葉を放置する方がおかしい」と言う』
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イヤな顔をされたとしても子どもには言葉の重みをわからせる
暴言を吐かれたら、その場で必ず注意するという意見も根強くありました。暴言を暴言のまま流さず、その都度言葉の重さを伝えることが大切だという考えです。
『死ねなんか言われたら注意して当たり前! 兄に何言われようが注意し続けるよ』
『口の悪さは、兄夫婦に何を言われても注意する。イヤなら帰省の予定をズラしてもかまわないよって言っていいのでは?』
『ええ? 今死ねって言った? それ犯罪だよ! おばちゃんビックリしたわって、大袈裟に返答してやる』
『「おい死ね」とか言われたら「うるさい、話し掛けてくるな」って言うわ』兄夫婦にどう思われようと、間違ったことは間違っていると示す姿勢を貫く。それで疎遠になるなら、それもひとつの結果だと割り切るママもいました。
守りたいものは何か?
きょうだいでも家庭をもったら、守るものはそれぞれの家族になるのではないでしょうか。きょうだいだからこそ、距離感は難しくなってくるのかもしれません。善意で注意した言葉が、トラブルの火種になることもあるでしょう。大切なのは「自分が何を守りたいのか」をはっきりさせることではないでしょうか。甥っ子の将来なのか、自分や自分の子どもの心の平穏なのか。ムリをせず、自分が納得できる関わり方を選ぶことが、長い目で見て最も健全なのかもしれません。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・Ponko
