
一般社団法人おにぎり協会が、主要コンビニエンスストアを対象に実施した「おにぎり調査2025」について、各社の回答を取りまとめて発表しました。
調査名、おにぎり調査2025
対象期間、2025年1月〜12月
調査方法、おにぎり協会による質問票調査(各社の回答可能範囲に基づく)
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対象、主要コンビニエンスストア各社
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ4社の人気ランキングTOP5を見てみると、1位はいずれもツナマヨでした。2位以下を見ると、上位には鮭や昆布が多く並び、ほかには辛子明太子や梅、わかめご飯などがランクインしました。
TOP5に多く並んだツナマヨ・鮭・昆布は、原材料価格や物流費の上昇といった外部環境が変化しても、なお上位を占めました。前年の2024年調査でも各社1位はツナマヨでしたが、今回の調査時点では、回答4社のトップ商品の価格がいずれも上昇しています。しかし価格は上がっても、上位の顔ぶれは変わりませんでした。
おにぎり協会によれば、おにぎりは味が想像しやすいものに支持が集まる傾向にあり、多くの人が食べてきた定番メニューに人気が集まるとのこと。これらが「失敗しにくい味」ではなく、生活者が忙しい日常の中で、“短時間で満足が得られる選択”として機能している点が注目と言います。
※前年差は、前回公表資料の記載価格と今回の回答価格を比較。一部金額はおにぎり協会の編集部調べ。期間や販売エリアで異なる場合があります。
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またローソンの通年ランキングにはプレミアム商品が入り、高付加価値帯も堅調に推移。「ボリューム/プレミアム」が“選択肢”ではなく“日常の定番”になっていると分析されています。一方、ローソン、ファミリーマート、ミニストップでは、“大きい系”も好調とのことです。
これは、おにぎり1個に求められる役割が「軽食」から「一食の成立」へ広がり、商品設計の前提が変わってきた可能性があるとされます。物価の上昇を受けて、これまでおにぎりを2個買っていたところを、1個にしても満足できるコスパを意識して“大きいおにぎり”を購入していることも想定されるとのことです。
ちなみに、セブン-イレブンによれば、大阪・関西万博の会場内店舗(西ゲート店)のおにぎりは、全国のセブン‐イレブンの中でも販売数がトップだったとのことで、おにぎりは訪日外国人を含む多様な客層に“手に取りやすい選択肢”として受け入れられた可能性があるとしています。
一方、昨今のコメや海苔をはじめとする原材料の高騰を受け、定番商品の値上がりが進む中、消費者の懐事情にあわせた低価格帯おにぎりのメニューが増加しており、こちらの存在感も高まっているとのことです。
ローソンでは、海苔を使わない低価格ラインの拡充に加え、だしを用いて海苔がなくても先味や満足感を高めようと工夫した“だしおにぎりシリーズ”を提供。ミニストップでも、具材を混ぜ込んだ低価格帯の108円おにぎりシリーズ(税抜)が人気であることに加え、噛み応えのある大麦を混ぜ込んで満足感を高めた商品の投入も継続しています。ファミリーマートやセブン-イレブンも、海苔を使わないでご飯に具材を混ぜ込むタイプの商品ラインアップを強化しており、これらが低価格帯として支持を集めています。
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低価格帯の定番といえばツナマヨでしたが、そのツナマヨが中価格帯になった今、新しい低価格帯のおにぎりとして海苔を使わない混ぜ込みおにぎりが台頭。セブン-イレブンではランキング3位に海苔なしの「わかめ御飯おむすび(三陸産わかめ使用)」がランクインするなど存在感を増しています。
ローソンは食品ロス削減や物流効率化を目的に、冷凍おにぎりの展開を全国に拡大したとしています。具体的には、食品ロス削減と物流効率化によるCO2削減をめざし、冷凍おにぎりの販売を全国47都道府県に拡大。これは結果的にコスト削減にもつながるため、低価格帯おにぎりの文脈として入れられるものでもあります。
また調査対象期間外ですが、ファミリーマートも直近2026年1月から冷凍おむすびの販売を開始しています。販売・物流の両面における新しい打ち手として、「冷凍おにぎり」も注目を集めているようです。
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