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1月27日に公示された衆院選(2月8日投開票)。新聞各社の序盤情勢調査によると、単独過半数(233議席)も視野に入るなど勢いに乗る自民党だが、一部の有権者から強い反発を受けているのが、政治資金収支報告書に不記載のあった「裏金候補」の公認だ。
今回の衆院選では、自民党派閥の裏金問題に関与した43人が公認を受けている。ほとんどが旧安倍派の面々だが、そのうちのビッグネーム候補の一人といえば、東京24区(八王子)の萩生田光一幹事長代行(62)だろう。
「派閥の裏金問題をめぐって、萩生田氏は’22年までの5年間で収支報告書に約2700万円の不記載があり、1年間の党役職停止処分を受けていました。’24年に石破茂前首相のもとで行われた衆院選では、党の公認を受けられず、無所属で立候補。立憲民主党が立てた有田芳生氏に猛追されながらも、約79000票(有田氏とは約7500票差)を獲得し辛勝。昨年10月に行われた党役員人事で、幹事長代行に登用されました」(政治部記者)
高市早苗首相(64)は27日放送の『news23』(TBS系)における党首討論で、「裏金議員という言い方はやめてほしい」とコメント。「政治資金の問題は重く受け止めている」としながら、裏金問題に関与した候補に公認を出した理由について、「一生懸命、国のために働きたいという人材です。たった一回のあやまち、不記載があったことでもう二度と政治家になってはだめ。そういうことではない。また活躍してほしいと思っている」と語った。
石破政権下では得られなかった公認を受けた萩生田氏は29日に地元・八王子駅前のホールで総決起集会を開催。メディアを“シャットアウト”する形で行われたが、参加した30代の男性に話を聞くことができた。
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「当日は応援弁士として、ジャーナリストの櫻井よしこさん(80)、安倍晋三元首相の安倍昭恵夫人(63)が駆けつけていました。なかでも印象に残ったのが、櫻井さんのスピーチですね。櫻井さんといえば保守論壇で有名な方ですから、スピーチでは高市政権誕生がいかに日本にとって素晴らしいかを説いていました。ただ、そのなかで、石破政権を“どんよりした”“じめっとした”と形容し、聴衆に向かって『高市さんが石破さんに勝って嬉しいと思った人は手を挙げて!』と呼びかけるといった、“石破サゲ”も目立ちましたね。
会場では爆笑が起こってましたが、石破さんも萩生田さんも同じ自民党なんですから、品があるとは言えないですよね(笑)。萩生田さん本人からも『(高市内閣)は石破内閣とは違う清々しさを感じる』と石破さんを意識するような発言がありましたが、やはり公認をもらえなかったことを今も根に持っているのでしょうか」
党からの公認無しに、前回の衆院選を制している萩生田氏。男性は集会で、選挙における萩生田氏の“強さ”を実感したという。
「会場は3階建てで約2000人収容できる大きなホールなんですが、ほぼ満席で立ち見客の姿もありました。中高年の方が目立ちましたが、なかには若いカップル、子連れの若いお母さんもいましたから、支持層は幅広いのかもしれません。萩生田さんのスピーチを聞いて“なるほど”と思ったのが、『他の候補者は選挙の時だけ八王子に来る』という話です。
たしかに前回の衆院選で有田さんが立候補して比例で当選していますが、そもそも地元の人ではない。いっぽう、萩生田さんのキャリアは30年以上も前、八王子市議会議員から始まっているんです。だからこそ“地元のために何ができるか”というビジョンには説得力がありましたし、公認がなくても選挙で勝てたんだろうなと思いました」
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