役に成り切って討論する中学生やたかまつななさん(左から2人目)ら=4日午後、東京都杉並区 若者の政治参加を促す「笑下村塾」代表でタレントのたかまつななさん(32)が4日、文化学園大杉並中学校(東京都杉並区)で選挙や民主主義の大切さを伝える出張授業を行った。2、3年の生徒計約270人が参加。生徒はお笑いやクイズを交えた授業に盛んに手を挙げ、社会をどう変えたいか発言した。
授業には、お笑いコンビ「流れ星☆」も加わり、壇上で生徒や教員と共にカードを引き、高校生や主婦、社長などの役に成り切って討論した。たかまつさんは「人口が少ない若者こそ選挙に行って存在感を示さないといけない」と呼び掛けた。
授業後、3年の松田実咲さん(15)は「一国民として自分の意見を表明する機会の選挙には必ず行きたい」と決意を示し、「政治家の年齢が高い中、若い人の意見は貴重。自分の一票で政治は変わると思う」と話した。
たかまつさんは10年前から全国の学校で出張授業を行い、これまでに延べ約10万人の生徒らが参加した。「若者の社会問題への関心はこの10年で高まっている」と話す一方、若者には社会を変えられる実感がなく、行動に移せない傾向があると指摘。若者が政治参加する意義について「長期的視点で、自分も他人も幸福にする社会づくりができる」と強調した。