
「自分なりの答えを出して皆さんの頑張る力、前に進む力を少しでも後ろから押してあげられたらいいなと思っております。3日間よろしくお願いします」
2月10日、読売ジャイアンツが春季キャンプを行っている宮崎・サンマリンスタジアムに登場した松井秀喜氏(51)。12日まで臨時コーチを務める同氏は「OBの松井です」と選手に挨拶すると、さっそく後輩の指導にあたった。
首位の阪神タイガースに15ゲーム差をつけられて、セ・リーグ3位で終わった2025年シーズンの巨人。覇権奪回に燃える阿部慎之助監督(46)と巨人ナインにとって、これ以上になく心強いコーチなのは間違いない。
というのも、松井氏が臨時コーチを務めた計4回のうち優勝を飾ったのは2回で、ほか2年もAクラスを飾っている巨人。日本人初のワールドシリーズMVPの実力はもとより、“福耳”でも知られる同氏の運気にもあやかりたいところだ。
引退後は特定チームの監督やコーチを正式に務めることなく、現在は「ヤンキースGM付特別アドバイザー」の肩書きを持つ松井氏だが、近年高まっているのが巨人監督就任の機運。
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あくまでも阿部慎之助を応援する
2025年11月にも、東京ドームで開催された『ジャイアンツ・ファンフェスタ“延長戦” 〜2002年優勝メンバー同窓会〜』に出席した際、同じくOBの清原和博氏ら(58)と並んでトークに臨んだ松井氏。するとメジャーリーグでも活躍した高橋尚成氏(50)からビデオメッセージで「いつ監督をやるんですか?」と質問されると、
「今日はそういう会じゃないの。分かんないかなぁ、そういうの。あくまでもジャイアンツ、阿部慎之助を応援する。ねぇ、そうでしょ?」
あくまでも“今は”阿部監督を応援する立場を貫くも、ドームに集まったファンからは「期待」も含めた大きな拍手が送られていた。
ミスター・ジャイアンツこと故・長嶋茂雄さん(享年89)の愛弟子として、“もう1度巨人のユニフォームに袖を通してグラウンドに立ってほしい”と、誰もが期待しているであろう松井氏。ところがーー、
《松井好きだけだからこそ監督はやって欲しくない。 ぶっ叩かれる松井なんて見たくない!》
《松井が巨人の監督なって欲しい一方で、V逸して叩かれるのも見たくないんだよね》
《松井秀喜は臨時で来る位がちょうどいいよ 監督とかになって松井が叩かれてるの見たくないよ… 由伸とか阿部もそうだけどさ…》
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Xでは「監督をやってほしくない」との一部ファンの意見も散見される。なんでも言い分として、「松井監督誕生」を期待する気持ちはあるも、いざ結果が出ない、はたまた采配が失敗した場合に巨人ファンから「叩かれる」ことを恐れているようだ。
高橋由伸や原辰徳も叩かれる
「なるほど、まさにファン心理ですね」とは、在京球団を担当するスポーツライター。
「1度も優勝できずに3年で退いた高橋由伸(50)は“無能”と罵られ、リーグ優勝7回、日本一3回に導いた原辰徳さん(67)でさえも晩年は“老害”などと、特にネット上でひどい言われようでした。そして今、阿部監督もまた采配や選手起用をめぐって昨シーズン通して“やめろ”と叩かれ続けました。
現役時代はファンから憧れられたヒーローも、いざ監督の立場になってチームを勝たせられなければ批判される。それが常勝を義務付けられた巨人軍の監督になるということ。特に人格者として知られる松井だけに、余計に叩かれる姿を見たくないファンも多いのでしょう」
かつてFA権を行使してニューヨーク・ヤンキースへの移籍を決めた際、ファンへの思いを聞かれて「裏切り者」と自らを評して、批判を一心に受け止めた松井氏だ。そんな巨人のユニフォームを再び着る時が来るのならば、当に「叩かれる」覚悟はできているのだろう。
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