
※本稿は『ONE PIECE』最新話までのネタバレを含みます。連載を未読の方はご注意ください。
エルバフ編に入り、神の騎士団・軍子が登場してから度々示唆されていたブルックと軍子の関係。『ONE PIECE』第1173話では、ついに2人の関係性の片鱗が明かされた。
【写真】「ONE PIECE BASE SHOP」を元ジャンプ編集長が視察
しかし、その関係が予想外だと感じた読者も多いだろう。そこで今回はワンピース研究家の神木健児氏が、ブルックと軍子の関係性について語る。
「軍子の正体がおそらくブルックがいた“とある王国”の姫であるシュリ姫だと語られるなかで、2人が悪い関係であることには驚きました。ブルックはシュリ姫の父である王を慕っていた様子で、彼女を“父殺しの姫”として認識しています。シュリ姫に、『思い出したくもなかった』とまで言っていました。しかし、一瞬記憶が戻った軍子は『逃げて』と言いながら、ブルックの拘束を解きました。この描写から、ブルックが感じている印象には何か誤解があるように思えます。エルバフではイム様の罠にハマったハラルドを、息子であるロキが殺す事件が発生していました。ブルックとシュリ姫の故郷でも、その残酷な事件にリンクするような出来事が起こっていたのかもしれません」
|
|
|
|
ブルックが口にしたシュリ姫の特徴のなかに、意外なモノがあったと神木氏は続ける。
「作中では、ブルックの口からシュリ姫の要素がいくつか飛び出しました。ブルックが軍子とシュリ姫に深い関係があると悟った要素は、『顔立ち』『青い髪』『双極の瞳』『聖地』『音楽』の5つ。ほかの4つはともかく、ここで『聖地』という単語が出てきたのには驚きましたね。今は天竜人であるため聖地と関係があるのは明白ですが、ブルックの故郷の姫であったときから聖地に関係があったとは。ブルックがいた王国が世界政府加盟国であった場合、聖地と言われると世界会議(レヴェリー)が思い浮かびます。レヴェリーの際、聖地には国王だけでなく国王の家族もともに行くと、作中で度々描かれていました。そして、ブルックはかつて国の護衛戦団団長をしていたと語っています。もし、レヴェリーにシュリ姫も同行し、ブルックも護衛として聖地を訪れていた場合、シュリ姫はイム様の手に落ち、父を殺し、聖地で姿を消したのかもしれません。そう考えると、ブルックが軍子とシュリ姫の共通点に聖地を挙げたのも納得がいきます」
『ONE PIECE』の謎の1つであった、麦わらの一味“音楽家”の出自が明かされるかもしれない。
「護衛戦団団長であったブルックが、ルンバー海賊団に乗った理由はまだ明かされていません。ブルックは当時の国王を慕っていたようなので、王からの命でヨーキの下に就いた可能性も。病気によって無念の途中下船となってしまったヨーキは、その明るい性格や末路から今も根強い人気を誇るキャラクターです。ブルックの過去編が数話にわたって描かれるかもしれない今、ヨーキとブルックの関係や出会いなんかも描かれるかもと考えると、ワクワクしますね」
また神木氏は、軍子の記憶が一瞬でも戻ったことは希望の光になりえると話す。
|
|
|
|
「イム様の器となってしまった軍子ですが、記憶や意識が戻る余地はまだあるようです。好きだった音楽を聞かせれば、記憶を取り戻すかもしれません。そうなると誤解やわだかまりが解け、軍子が味方サイドになる可能性もあります。軍子が味方になれば強い戦力になりますし、どうしようもないエルバフの現状も好転しますよね。彼女の今後は物語の鍵になると思います」
苦しい戦いが続くエルバフ編、ブルックがキーになることは間違いなさそうだ。
(文・取材=青木圭介 取材協力=神木健児)
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2026 realsound.jp 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。

実写SAKAMOTO DAYSに小手伸也ら(写真:cinemacafe.net)13

鬼滅、呼吸に焦点当てた4DX上映(写真:オリコンニュース)14