子どもの頃、放課後はパラダイスだった――――「きょう山田んちな」「あいつ新しいファミカセ買ってもらったらしーぜ」なんて会話を交わしながら、友達の家へ急ぎます。少し前に給食を食べたばかりなのに、お腹はペコペコ。ポテトチップス、チョコレートにアイス……お菓子を頬張りながら、わいわい遊ぶのが至福の時でした。「他所の家」でご馳走になるおやつ。時にはスーパーで売っている「フツウのお菓子」以外の品に遭遇することも。驚きのおやつ体験を集めてみました。
■「おやつ以上」に豪華なメニュー
・お好み焼き。「お好み焼き=食事」と思っていたので驚いた。
・
ケーキ。誕生日にしか食べられないと思っていたので。
一つ目は、「おやつ以上」で驚いたパターン。育ち盛りの子どものため、わざわざお母さんが作ってくれたケースもあるようです。また、何でもない日にケーキが出てきて驚いた、という体験も。ケーキが高嶺の花だった子ども時代を思い出すエピソードですね。
■驚きのおやつ
・
甘いビタミン剤。ビックリを通り越した衝撃があった。
・お茶っ葉。茶筒から手にとって、そのまま食べた。
・友達のお母さんが作った「桃の水」。水の中に桃の種と、果肉のようなものが浮いていた。どうやって作ったのか分からないが、
ほんとの意味で「桃の天然水」だった。味は薄かった。
おやつを出す大人が不在だった場合、とんでもないモノが出てくる場合があります。「食べられればいいんじゃない?」とばかりに差し出されるビタミン剤や茶葉。リアクションを一歩間違えると友情にヒビが入る恐れもあり、非常にデンジャラスです。
■「俺んち」ローカル・ルール? おやつに出したら驚かれたもの
・ブルボンの「シルベーヌ(※画像参照)」を出したら、「金持ち」というあだ名で数日冷やかされた。
・ご飯にお茶漬けの素だけ。お湯はかけない。翌日学校へ行くと「あいつんち、大変なことになってる」とウワサになっていた。
こちらは逆に、自分の家でおやつとして出したら驚かれたもの。おやつだと思っていたものは、おやつじゃなかった……「自分ちのジョーシキ」が否定されて、ショックを受けた覚えはありませんか? ブルボンのお菓子を振る舞ったばかりに「金持ち」と茶化された、なんて切ないエピソードも。フランスの王朝をイメージしたとも言われる、格調高いネーミングが仇となったのでしょうか。
高貴な味「シルベーヌ」上にのってるのは、コーヒー豆でなくてレーズンです | | |
■子ども時代の幸福なおやつ
・畑で収穫したばかりのキュウリやトマトに、みそや塩をつけて丸かじり。
・酪農をやっている友達の家に行くと、市場に出回らない、絞りたての牛乳を飲ませてくれた。
畑や牧場を営む友達の家で、新鮮な農産物を味わったという人も。蝉時雨が降る中、縁側でスイカを頬張る。終わっていない宿題はちょっと気に掛かるけれど、夕暮れはまだ先です。食べ終えたら、自転車に乗ってどこへ行こうか―――そんな遠い子ども時代に思いを馳せながら、口に運ぶのは「ザ・大人のおやつ」サキイカだったりするのですが。時間は戻せないけれど、記憶は巻き戻せる。今宵はビールのほろ苦さを味わいながら、懐かしい思い出に身を委ねてみませんか?(キキ/mixiニューススタッフ)
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