
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇16日(日本時間17日)◇ペア・フリー◇ミラノ・アイススケートアリーナ
【ミラノ=藤塚大輔、松本航、木下淳】祝杯は、コーラで挙げた。愛称「りくりゅう」こと三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が、ペア種目では日本勢初となる表彰台どころか、一気に頂点へ。表彰式、中継局から始まる国内外のテレビ取材、通信社の取材と続いた中の最後、メダリスト会見の前に行われるペン取材で、その瞬間は訪れた。
木原が「朝から泣いていた」と頭をかき、三浦が「だから私が、しっかりできた。ウオーミングアップから泣いてるから、今は何で泣いてるの? と聞いたら『分かんない』と。もう赤ちゃんだねって(笑い)」と、そんなやりとりをしていた時だった。
日本連盟の関係者が、五輪の最高位スポンサーでもあるコカ・コーラの通常版とゼロを2本ずつ持参。インタビュー対応でノドがカラカラの2人とも、通常の赤を選び、ペットボトルをぶつけて乾杯し、グビグビ祝杯を挙げた。
思わず三浦が「おいし〜!」と叫び「いつ以来だろ?」と目を輝かせた。普段は飲まない魅惑の味と甘さも、団体から含めて4演技を終えた後の、ご褒美として堪能していた。
|
|
|
|
2人は、五輪の魔物を退治する、史上最大の逆転劇で日本勢のペア初となる金メダルをつかんだ。
フリーの世界歴代最高を更新する異次元の158・13点。合計231・24点で暫定首位に立ち、そのまま逃げ切った。「オリンピック・チャンピオン!」のアナウンスには、木原は再び号泣し、思わず正座。三浦は「マジでやばい」と木原を指さし、大笑いした。
ペアの日本勢は72年札幌大会から7組が出場し、過去最高は22年北京大会の三浦、木原組たち自身による7位だった。日本ペアとして初めての扉を開けた。
日本フィギュア界の金メダルとしては女子で06年トリノ大会の荒川静香、男子で14年ソチ、続く18年平昌大会を連覇した羽生結弦に続く4例目となった。
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2026 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。