東京地裁=東京都千代田区 交際相手だった東京都江戸川区の女性会社員=当時(18)=を刺殺し、山梨県内の山林に遺棄したとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われた防水工、渥美遼馬被告(33)の裁判員裁判の初公判が18日、東京地裁(島戸純裁判長)であった。渥美被告は殺人について「刺していない」と否認し、弁護人は無罪を主張した。死体遺棄については「間違いない」と認めた。
検察側は冒頭陳述で、渥美被告は2023年3月ごろから女性と交際していたが、関係が悪化し、同6月にレンタカーで二人きりの状況で殺害したと指摘。高校時代の同級生だった男(33)=死体遺棄罪で有罪確定=に連絡して一緒に遺体を遺棄し、女性の携帯電話で父親や友人にメッセージを送って生存を偽装したと述べた。
弁護側は、車内には当時、被告と女性のほかに同級生の男もいたと主張。言い争いになり、女性がかばんからペティナイフを取り出したため、男が止めようとしたところ、女性に刺さり死亡したと反論した。
起訴状によると、渥美被告は23年6月、都内またはその周辺の駐車場に止めた車の中で、女性を刃物で突き刺すなどして殺害。同級生の男と共謀し、山梨県小菅村の山林にブルーシートで包んだ遺体を遺棄したなどとされる。