トランプ米大統領=20日、ワシントン(AFP時事) 【ワシントン時事】トランプ米政権は24日、連邦最高裁が無効と判断した相互関税に代わり、日本を含む全世界を対象に新たな追加関税を発動した。巨額で重大な国際収支の赤字に対処するための通商法122条に基づき、一律10%を150日間課す。トランプ大統領は税率を15%へ引き上げる考えを示し、さらなる関税措置も視野に入れる。「トランプ関税」を巡る不確実性は高まるばかりだ。
トランプ氏2期目の看板政策は昨年4月の導入から1年を待たず効力を失った。20日には、敗訴の確定を受け、相互関税などを「速やかに終了する」とした大統領令に署名。代わりに122条を法的根拠として全世界に10%の関税を課す布告を出した。翌日に突如表明した15%への上乗せは、政府の文書に示されておらず、時期は未定だ。
日本は15%の相互関税が撤廃される一方、世界一律の10%関税が発動。相互関税では既存の税率が15%以上の品目には上乗せされない軽減措置があったが、今回の布告にそうした規定は含まれていない。今後は元の税率にそのまま10%が追加されるため、税率が従来を上回る品目もありそうだ。