日銀の氷見野良三副総裁 日銀の氷見野良三副総裁は2日、和歌山市内で講演し、2%の物価上昇目標について「おおむね2%近傍にある」としながらも「2%に確実に達しているとまではまだ言えない」と述べた。その上で、日銀は昨年12月に政策金利を0.75%へ引き上げたが「利上げによる影響はこれまでのところ限定的で、金融環境は依然緩和的な領域にある」との見解を示した。
米国とイスラエルがイランの攻撃に踏み切るなど中東情勢の緊迫化に関しては、「状況をしっかり注視していきたい」と語るにとどめた。
氷見野氏は、「利上げを(昨年)12月に行ったのが早すぎたのか、遅すぎたのか、次の利上げはいつがいいかといった論争に結論を出すことは難しい」と指摘。金融政策の市場への影響に関し、「日々の動きに右往左往するとかえって投機筋に見透かされる。経済と物価動向に対応してきちんと政策運営を行っている、という信頼を得ることが根本だ」との見解を示した。