三木素子 東京高裁部総括判事(司法大観より) 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令を巡る即時抗告審を担当した東京高裁の三木素子裁判長(62)は、任官34年目のベテラン。民事裁判の経験が豊富で、最近は複数の訴訟で裁判長として逆転判決を言い渡した。
東京都出身。1988年に司法試験に合格し、最高裁調査官や東京地裁、大阪高裁の判事などを歴任した。昨年4月に大阪高裁から東京高裁に異動し、部総括判事を務めている。
元参院議員が知人女性にセクハラをしたとする週刊誌報道を巡る名誉毀損(きそん)訴訟の控訴審では昨年11月、元議員側の請求を棄却した一審判決を変更し、出版社側に約300万円の支払いを命じた。
昨年4月に大阪高裁で言い渡された石綿(アスベスト)工場の健康被害を巡る国家賠償訴訟の控訴審判決(異動のため別の裁判長が代読)では、請求を棄却した一審判決を取り消し、国に請求通り約600万円の賠償を命じた。