
《この度、私が投稿した動画についてたくさんのお叱りの言葉をいただきました。すでに動画は削除しております。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした》(以下、《》内はすべて原文ママ)
3月3日、Xでこう謝罪したのは旅行系YouTuber・ふじわらのみい(26、以下みい)。国内のみならず、世界中の危険な場所も果敢に旅をする動画が人気を博し、チャンネル登録者数は26万人を超える。しかし1日に、フライト中の飛行機内で過ごす様子を収めた動画をXで公開したところ、“迷惑行為”と批判が集まってしまったのだ。
「動画の冒頭では自分の席で食事やアルコールを楽しんでいたのですが、数時間経つとトイレへ移動。カメラに向かって『無理無理無理無理』『動きたい動きたい動きたい動きたい』と連呼し、髪を振り乱しながら苦痛を訴えていました。じっとしていられないためか、消灯された通路を歩き、その後もトイレにこもって辛さを訴えていました。
ただ、投稿には《ADHDで多動症は10時間のフライトに耐えられるのか、、?》と添えられており、動画内でも過去のエピソードを振り返って『多動症発動して』と明かす一幕も。彼女が抱える疾患自体は責められるべきではありませんが、動画を見たユーザーからは、“撮影でトイレを占拠するのは止めてほしい”“しゃべりながら通路でカメラ回さないで”とマナー面を諫める声が相次いだのです」(WEBメディア記者)
みいは冒頭の謝罪文のなかで、《ADHDに関しては、重度であることを医師より診断をうけております。他にもいくつか病名を言われました。ただ、それを発信することによって不快な思いをさせてしまい申し訳ありません》ともコメント。
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その上で、《飛行機内のトイレにて撮影をしたことに関して、利用する方に迷惑がかからないよう注意はしていたものの、配慮に欠けておりました。申し訳ありません》と改めて詫び、《旅系YouTuberとして、航空関係の方にも迷惑がかからかいよう注意して発信を続けていきます》と活動継続の意向を示していた。
■2月25日に公開された動画にも“トイレ占拠”シーンが……
Xで公開された動画はすでに削除されているが、みいのYouTube動画では最近も機内トイレで撮影されたシーンがあった。それは、2月25日に公開された「世界一物価が高い、北朝鮮と同じくらい規制が厳しいシンガポールの風俗街が異常すぎた…」と題する動画。
みいは、成田国際空港から飛行機に搭乗するシーンで、初めて「Air Japan」を利用したと明かしていた。いっぽう、約8時間のフライトに「え〜大丈夫かな。多動が発動しそうな時間ではあるんですけど」と漏らし、座席の位置によって「私のコンディションが決まる」と不安そうな表情も。
だが、自分の席が非常口に近い窓側だったことから「前がひろーい」「いつも見れないCAさんの動きが見える」と喜び、作業をする客室乗務員の姿を撮影していた。離陸後も外の景色を絶賛するなど好調な出だしだったが、直後にはトイレにこもるシーンが。
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離陸してから1時間ほど睡眠をとった後、2時間ほどNetflixを視聴して退屈をしのいでいたという。だが、「もうNetflix見るのもなんか疲れたしさ、寝たいけど目つむっても寝れないし。あと4時間もある」と苦痛そうな様子。そして「もう無理無理無理無理」と髪を振り乱し、「あ〜寝たい寝たい寝たい」「ヤバい、多動どころじゃない。はぁ、7時間40分長い〜」と苦悶。続けて、「この時間寝れないよ〜。あ〜動きたい、降りたい。はぁ多動って辛い」と漏らしていた。
その後も、消灯された機内でアルコールを飲みながら、“ひとりトーク”で動画撮影を続行。しかし一連の行動に、コメント欄では《え??これってこの声量で1人で機内で喋ってるの? 迷惑です》《なにこれ?トイレを占拠とか迷惑すぎる》と批判の声が。
また、他の乗客や客室乗務員が加工処理されずに映り込んでいたため、《空港は撮影禁止が多いですが、許可撮ってます?迷惑行為にしか見えません他人が写ってもモザイク処理なし》と指摘する声もあった。
■みいが利用した「Air Japan」が示した動画撮影に関するルールと見解
最近では、YouTuberなどの配信者がフライト中の機内で過ごす様子を動画撮影し、公開しているコンテンツも少なくない。みいがトイレに滞在していた詳しい分数などは不明だが、撮影目的の“トイレ占拠”などは迷惑行為に当たるだろうか? そこで、彼女が利用した「Air Japan」に見解を聞いてみた(以下、「」内は同社の回答)。
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まず同社によれば、「お問い合わせいただいた特定のクリエイターによる投稿に関しましては、弊社から制作を依頼したものではなく、事実関係を把握しておりません」とのこと。
そう前置きした上で、「弊社がインフルエンサー等に撮影を依頼する場合は、事前に内容を厳正に審査し、スタッフの顔出し禁止や安全上の配慮など、独自のガイドラインを遵守いただいた上で公開をお願いしております」と説明。
個別事案については回答を控えるとしつつ、以下3点に分けて同社の公式ルールや見解を示してくれた。
――YouTuberをはじめとする配信者の機内撮影・公開の許容について
「弊社では、他のお客さまのご迷惑にならない範囲、かつ航空機の安全運航を妨げない範囲において、個人利用を目的とした撮影は制限しておりません。ただし、弊社『ソーシャルメディア利用規約』において、以下の行為を禁止しております。
・個人的な利用目的の範囲を超えた使用、および営利目的での利用(第2条 第6・7・8項)
・他のお客さまや第三者のプライバシーを侵害する行為(第2条 第3項)
YouTube等への投稿を目的とした撮影についても、本規約に基づき、他者への配慮や安全確保がなされない場合には、撮影の中止や動画の削除をお願いする場合がございます」
――フライト中の機内での撮影に関するルールについて
「主に以下のルールを設けており、現場の乗務員の指示に従っていただくことを求めております。
・離着陸時など、電子機器の使用が制限される時間帯の撮影禁止。
・許可のない他のお客さまや弊社スタッフの映り込みの禁止。
・通路を塞ぐ、大声で話すなど、他のお客さまの快適性を損なう行為の禁止。
・保安上の理由により、客室乗務員の業務を妨げる行為や機内設備を不適切に使用する行為の禁止」
――通路や化粧室での撮影行為に関する見解について
「機内の通路は非常時の避難経路としての役割もあり、また化粧室は限られた数をお客さま全員で共有する設備です。弊社『国際運送約款』では、以下のいずれかに該当すると判断した場合には、旅客の運送を拒否し、又は降機させることができると定めております。
・運航の安全のために必要な場合(第10条 (A)項 1号)
・乗務員の業務の遂行を妨げ、又はその指示に従わない場合(第10条 (A)項 6号(c))
・他のお客さまにとって著しく不快又は迷惑となる場合(第10条 (A)項 6号(e))
化粧室の利用につきましても、安全確認や体調確認の観点から、一定時間を経過した際には客室乗務員が定期的にお声がけを行うなどの監視運用を徹底しております。しかしながら、プライバシーに配慮が必要な空間であるという性質上、すべての行為をリアルタイムで完全に把握することには限界があるのも事実です。
通路の占有や化粧室への長時間滞在を伴う不適切な撮影行為が判明した場合には、現場での注意喚起はもちろん、事後であっても約款および規約に基づき、動画の削除要請を含めた厳正な対処を行ってまいる所存です。弊社としては、すべてのお客さまに快適かつ安全に機内でお過ごしいただくため、良識ある行動をお願いしております」
動画撮影そのものは禁じられていないようだが、撮影目的に応じて事前に航空会社にルールを確認するなど、撮影者側が十分に留意する必要性が高まっているのではないだろうか。
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