
NISAをやっている20代の月の平均投資額は「3万4432円」です。今、20代の人が投資に回す金額が増加傾向にあり、「NISA貧乏」という言葉も生まれています。
【写真で見る】「NISA貧乏」の言葉に「ショックを受けた」と話す片山さつき大臣
投資を優先するあまり「NISA貧乏」も3月10日の国会でこんな言葉が…
国民民主党 田中健 議員
「大臣、“NISA貧乏”という言葉、お聞きになったことありますでしょうか」
「NISA貧乏」とは、将来の不安に駆られ、NISA投資を優先しすぎるあまり、普段の生活を切り詰め生活が苦しい状態になっている人のこと。
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片山さつき 財務大臣
「これはちょっとショックを受けたところですけれども、金融教育、ライフプランニングをきちっと正しく、客観的にいいなというものを受けていただくことが非常に重要だと」
街でも、将来に不安を抱えている若者は多いようです。
「将来が不安」街の人は何に“投資”?20代 会社員
「NISAやっています。今は月3万円くらい積み立てていますね。(Q.給料の何割積み立て)2割くらいですね。いま、不動産の値段も上がってきているので、将来、持ち家が買えるのかなとか、そういうところが不安ですね」
20代 学生
「将来どうなるかわからないので」
NISA以外の“投資”をする人も。
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20代 会社員
「いろんな経験のためにお金を使った方が、将来的にもらえる金額も増えていくのに繋がっていくんじゃないかなと。上司との飲み会だったり、昇給昇進しやすいためにというところで、そこにお金を使うのも別に僕はいいのかなと」
“NISA貧乏”ではないけれど、気持ちがわかるという人もいました。
30代 大学職員
「これからどんどん成長してお金が増えていく国かと言われたら、そうじゃないかもなみたいな気持ちには、どうしてもなってしまう。持っておくお金、使わないお金、貯めていくお金を考えるのは必然」
出水麻衣キャスター:
NISAの口座数と投資額は右肩上がりに増えていて、非課税上限額の拡大など「新NISA」が始まってからは特に増えている状況です。
2024年のNISA利用者の年収別の内訳は以下で、500万円未満の年収の人が約7割を占めているということです。
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【2024年 NISA利用者(年収別)】※金融庁より
▼300万円未満:39.7%。
▼500万円未満:67.4%
▼300万円〜500万円未満:27.7%
出水キャスター:
最近、若者は趣味や遊びにかける金額よりも、投資額を重視する傾向にあるといいます。
2024年と2026年を比較すると、投資額が増えた一方、お小遣いが減っていることがわかります。
【20代 1か月のお金の使い道】※SMBCコンシューマーファイナンス調べ
▼投資額
2024年:2万3589円
2026年:2万9678円(約6000円増加)
▼お小遣い
2024年:3万7096円
2026年:3万2159円(約5000円減少)
出水キャスター:
「NISA貧乏」にならないためにはどうしたらいいのでしょうか。
ファイナンシャルプランナーの塚越菜々子さんは、一つの目安として「年収の10%〜15%程度を貯金。そこから急な出費も含め、数年間使わなかった分を投資に回す」のが良いのではないかとしています。
2024年の総務省家計調査によると、2人以上の世帯の貯金額について、5世帯に1世帯が「300万円未満」で、うち半分が「100万円未満」ということです。
こうした方々がNISAに投資すべきかは、慎重に考える必要があると思います。
