
「僕たち……父違いのきょうだいなんです!」
「ツバキ」という名前を聞いたとき、大学生のときに見た戸籍謄本を思い出します。母の名前に「ツバキ」と書いてあったからです。この人……母が再婚して生まれた……。余計な感情が入り乱れますが、私は冷静さを保つように切り返します。



「もちろん母のしたことが正しかったとは思いません。でも……母は紛れもなくあなたを大切に想っていたんです」
つまり……最期に、亡くなる前に私に会って、自分のやってしまったことを謝って……スッキリして死にたいだけ。今さら都合が良すぎると思います。私が会いに行かないことを伝えると、電話の向こうの方は怒りだしたのです。


「ツバキ」という名前の母親は、余命いくばくもないのだそうです。
私を置いて出て行ったことをずっと後悔し続けていた母。
最期に私に会って、謝りたいという母。
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その母が、私に「会いたい」と言っているのだそうです。
電話口の男性は、ものすごく泣いていました。きっとこれだけ泣けるということは、彼にとって母は「いいお母さん」だったのでしょう。
そう思うと、少し羨ましいな……と感じてしまうのでした。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・石井弥沙
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