高松宮記念2026に出走予定のウインカーネリアン(25年9月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん) 25年のスプリンターズ覇者のウインカーネリアン(牡9、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)で史上初となる9歳でのJRA平地GI制覇を狙う。
ウインカーネリアンは父スクリーンヒーロー、母コスモクリスタル、母の父マイネルラヴの血統。母はJRAで4勝。全妹のウインアイオライトもオープンまで出世している。また、祖母のクリスチャンネームは95年の函館3歳Sで3着だった。
ここまで34戦9勝。三浦皇成騎手を主戦に据え、22年の関屋記念で重賞初制覇を果たすと、23年の東京新聞杯で2つ目のタイトルを獲得した。その後は勝利から遠ざかったものの、24年の京阪杯と25年のアルクオーツスプリントで2着となるなど、重賞で何度も好走。そして同年のスプリンターズSで三浦皇成騎手と人馬揃ってのGI初制覇を果たし、8歳にしてスプリント界の頂点に立った。続く前走の香港スプリントでは11着に大敗したものの、まだまだ衰えはない。当初はドバイのアルクオーツスプリントに参戦予定だったが、中東情勢悪化のために回避。高松宮記念に目標を切り替えた形だが、仕上がりは問題なし。2年前の高松宮記念で4着に健闘したように舞台相性も良く、十分にチャンスがあるはずだ。
今回はJRA史上初の偉業がかかる。これまでJRA平地GIの最高齢制覇は、09年の天皇賞(秋)とマイルCSのカンパニー、10年のスプリンターズSのウルトラファンタジー、11年の高松宮記念のキンシャサノキセキ、25年のスプリンターズSのウインカーネリアンの8歳。9歳以上の勝利はなく、86年以降に限ると延べ62頭が出走して、17年のスプリンターズSのスノードラゴンの4着が最高となっている。ウインカーネリアンが年齢の壁を打ち破り、競馬史に残るGI・2勝目となることを期待したい。