“富士通らしさ”はArmベースでも健在! 「FMV Note U(FMV UQ-L1)」実用レビュー【第1回】

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2026年03月25日 17:50  ITmedia PC USER

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FMV Note U(FMV UQ-L1)をいろいろな所に持ち運んで使っている

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が1月下旬、モバイルノートPCの新モデル「FMV Note U(FMV UQ-L1)」を発売した。3月25日時点の実売価格は19万〜20万円台だ。


【その他の画像】


 FMV UQ-L1は、FCCLとしては初めてのArmアーキテクチャPCだ。「日本メーカーの作るArm PCはどうなのか?」と気になっていたところ、FCCLから「ちょっと使ってみませんか?」と提案があった。ちょうど良いタイミングだったので、お言葉に甘えて長期間レビューすることにした。


 今回は、FMV UQ-L1が従来のFMV Note U(旧・LIFEBOOK UHシリーズ)と異なる点、そして変わらない点をチェックしていきたい。


●レビューする「FMV Note U(FMV UQ-L1)」の概要


 今回レビューするFMV UQ-L1は、いわゆる「量販店モデル」で、主要な家電量販店で購入できる。ボディーカラーはピクトブラックとシルバーホワイトから選べるが、レビュー機は(現時点において)量販店モデル専用となるシルバーホワイトだ。


 本製品の主なスペックは以下の通りだ。


・SoC:Snapdragon X X1-26-100


・CPU:Qualcomm Oryon(8コア/最大3GHz)


・GPU:Qualcomm Adreno X1-45(最大1.25GHz)


・NPU:Qualcomm Hexagon(ピーク性能:45TOPS)


メモリ:16GB(LPDDR5X-8448規格)


ストレージ:512GB SSD(PCI Express 4.0接続)


ディスプレイ:14型液晶(非光沢)


ポート類


・左側面:USB4×2、USB 3.2 Gen 1 Standard-A、イヤフォン/マイク


・右側面:microSDメモリーカードスロット、USB 3.2 Gen 1 Standard-A、HDMI出力、有線LAN(1000BASE-T)


無線通信:Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)/Bluetooth 5.4


OS:Windows 11 Home(バージョン24H2)


重量:約886g(ピクトブラックは約876g)


 FCCL初のArmアーキテクチャPCとなる本製品だが、SoCはエントリークラスを採用している。これは「Armアーキテクチャ(Snapdargon)PCの需要探り」の面と、「FMVにおけるCopilot+ PCのエントリーモデル」という位置付けに起因する。


 Copilot+ PCのエントリー機ということもあり、メモリは最小要件ギリギリの容量である一方、ストレージ(SSD)は最小要件の2倍の容量を備えている。Copilot+ PCの固有機能である「リコール」を使うと、スナップショットがストレージの容量を圧迫する。そのことを踏まえると、SSDを512GBとしたのは賢明だったと思う。


●付属品はとてもシンプル コンパクトなACアダプターがうれしい


 日本メーカーのPC、特に量販店モデルは印刷物がたくさん付属している――かつてはそんなこともあった。しかし昨今、OSのライセンスはUEFI(BIOS)内に格納されるようになり、Microsoft OfficeのライセンスもPCの製造番号などとひも付く「デジタルアタッチ版」となったため、付属する印刷物は大幅に削減されている。


 FMV UQ-L1の場合、何と印刷物は以下の3“枚”しか付属しない。


・取扱説明書スタートガイド


・Microsoft Officeに関する案内


・サービスガイド


 取扱説明書スタートガイドは、最近のFMV Note Uシリーズ共通のもの……なのだが具体的な取り扱い方法については一切記載がない。詳しい説明書を読みたい場合は、このガイドに記載されているURL、または二次元コードを使ってオンラインで参照する必要がある。


 昨今のノートPCは、ここまで印刷物が減ったのかと思うと感慨深い。


 他の付属品だが、何とACアダプターとUSBケーブルのみだ。


 ACアダプターはUSB PD(Power Delivery)準拠で、出力は最大65W(20V/3.25A)となる。コンセントに直接差し込むタイプで、非常にコンパクトなので持ち運びに困ることはない。ただ、コンセントプラグを折りたためないことは実に惜しい。


●初回電源投入時に感じる「富士通」


 UQ-L1の本体には富士通ロゴが印字されていない。


 もう少し細かく見ると、底面ラベルにはロゴが印字されているのだが、本体そのものには天板にロゴの一部を構成する「インフィニティマーク」があるのみだ。電源をオフにした状態で「富士通」を感じられるのは、インフィニティマークのみとなる。


 富士通ブランドのPCに詳しい人なら、「UEFI(BIOS)スクリーンで富士通ロゴが出るのでは?」と考えたかもしれない。しかし、最近のFMV(FCCLの個人向けPC)では富士通ロゴではなくFMVロゴが出るようになっている。本製品も例外ではなく、FMVロゴが大きく出る。


 ただ、初めて電源を入れた場合に表示される画面には「富士通」を感じる。


 FMVや富士通の法人向けPCの場合、購入後に初めて電源を入れた際に「パソコンを使い始めるための大切なお願い」というものが表示される。これが、かつての「FMR」「FM TOWNS」あるいは、MS-DOS/Vをプリインストールした「FMV」と同じスクリーンフォントで表示されるのだ。


 30年ちょっと前の富士通PCを知っている人なら、写真を見れば「ああ、これは富士通のパソコンだ!」と分かってもらえるだろう。Armアーキテクチャでもこの画面を維持するとは正直思っていなかったので、かなり驚いた次第である。


 FMV UQ-L1の本格的なレビューは次回以降に譲る。不定期掲載となるが、ぜひ楽しみにしていてほしい。



このニュースに関するつぶやき

  • 砂龍8コアは良いがWindowsしかもHome要らない。ARMだとWindowsアプリ動かない。むしろUbuntu LinuxかAndroid Linuxでその分10万円切ってくれれば箕面市,交野市と同じように買えたのに。
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