和解成立を受けて記者会見する旭川市の今津寛介市長=26日午後、旭川市 北海道旭川市で2021年3月、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が凍死状態で見つかった問題で、適切な対応を怠ったとして、遺族が市に約1億1500万円の損害賠償を求めた訴訟は26日、旭川地裁で和解が成立した。市が賠償金7000万円を支払う内容。
今津寛介市長は同日記者会見し、「広瀬爽彩さんに深い哀悼の意を表するとともに、ご遺族におわび申し上げます」と述べた。
和解成立後、広瀬さんの母親は代理人弁護士を通じ「今後は被害を受けた子どもたちに寄り添い、二度と娘のような思いをする人がいなくなることを強く願う」とのコメントを公表した。
市は当初、学校の聞き取り調査の結果として「いじめには至っていないと判断した」と説明。その後、第三者委員会の調査で性的動画の要求など6項目がいじめと認定された。市は再調査委員会を立ち上げ、24年6月にいじめが自殺の主な原因だった可能性が高いとする調査結果をまとめた。

旭川地裁=北海道旭川市