
<広島1−0中日>◇29日◇マツダスタジアム
すべて1点差で得た広島の4年ぶり開幕3連勝は、ディフェンス力の勝利だった。中日はオープン戦で1試合平均得点4・28点と12球団トップを記録し、開幕を迎えていた。上林が離脱したとはいえ、昨季最多安打の俊足岡林、3年連続20本塁打の細川と警戒すべき打者ばかり。開幕に向けて対策を練る中で、最も時間を割いたのは新外国人サノ−対策だった。
オープン戦打率1割8分8厘ながら、9安打中5本が長打で、また6本が適時打(本塁打含む)と打線を勢いづける存在と見ていた。春季キャンプからマークしてきた吉年担当スコアラーとアナリストが抽出したデータを照らし合わせ、対策を講じた。
他球団にやや後れを取りながらも、広島でも「ホークアイ」や「Pitch Base」が導入され、データ活用がされている。
「数字があることでスコアラーからも強く推すことができるし、選手の理解も深まっている」
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球団付きの玉山スコアラーは対策の浸透度の高さを口にする。スコアラーの眼力とアナリストによるデータが融合し、選手たちは背中を強く押される。広島バッテリーは結果、サノ−を3試合で11打数無安打に抑えた。裏方も含めてつかんだ3連勝だった。
2戦目まで四球で出塁した走者が決勝のホームを踏み、3戦目の29日は適時失策で勝利した。3試合の与四球数(広島4、中日9)と失策数(広島1、中日3)の差が、結果を左右したともいえる。1点でも少なく。その積み重ねが、最少得点差の勝利を呼び込んだ。【広島担当=前原淳】
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